★編集長からメッセージ
(COURRiER Japon 035) 8/15更新. 

 

国際ニュースのセレクトショップ
月刊化4号目。売行き好調です!
クーリエ・ジャポン編集長 古賀義章よりご挨拶

COURRiER Japon 035
SEPTEMBER / 2007

定価580円
(税込)
8月10日発売・好評発売中!

SPECIAL FEATURES
"中国産"だけがニュースじゃない
ここまで来た!地球の「食」の舞台裏

世界が見たNIPPON
"参院選"「安倍」を嫌った日本人

INTERVIEWS
米PEOPLE誌に独占告白
パリス・ヒルトン、獄中生活を語る。


チベットで体感した理想的な「食生活」とは?

 いったいこの食材はどこからやって来たのか。ファストフード店や居酒屋で食べ物を前にしてつくづくそう思う。“中国産”の問題が大きく取り沙汰されているが、世の中に出回る加工食品には目に見えない不安を感じる。
 以前、標高3000M近いチベット高原のラダックを旅したとき、貴重な体験をした。モモというチベット餃子を肴にチャン(チベットの酒)をしこたま飲んだ後、民家のトイレに入った。土間に穴が開いていて、それが便器の代わりになっている。穴をまたいで踏ん張っていると、下のほうでもぞもぞと何かが動く音がする。覗いてみると、暗がりの中で豚が口を開けてこちらを見上げているのだ。チベットの民家では床下に家畜を飼っていて、人間の排泄物を餌として与えているのだ。ぽとんと落ちる度に数頭の豚が“ごちそう”をめぐって奪い合った。よくよく考えてみると、さっき食べたモモの中身は豚肉だった。“食物連鎖”を目の当たりにした瞬間だった。インドのカシミールのボートハウスでも同じような体験をした。ボートの底に空いた穴に向かって排泄をすると、水中に魚の集団が一斉に集まってくる。その日の晩御飯はそこの湖で釣った魚のフライだった(笑)。食材を目に見える形で知る原始的な暮らし、考えようによっては、それは“理想的”な食生活なのかもしれない。中国産の問題など食の安全性が問われるなか、今号のクーリエ・ジャポンでは、グローバル化する現代社会の「食」の裏側をレポートします。

8月10日 クーリエジャポン編集長 古賀義章
大好評blogはこちらから→http://blog.moura.jp/courrier_koga/

古賀義章(こがよしあき)プロフィール
1964年、佐賀県生まれ。
編集者。1989年、講談社入社。
週刊現代、フライデーを経て、01年渡仏。
04年、クーリエ・ジャポン編集長に就任し、同誌を立ち上げる。
98年、火山災害をテーマにした写真集「普賢岳OFF LIMITS」(平凡社)、
00年、オウム事件をテーマにした写真集「場所−オウムが棲んだ杜」(晩聲社)を発表。