■北京情報 mail from Beijing#01
未来研の皆様 今日は
この度、未来研の中国特派員を仰せつかりましたスチュアートUです。
中国では、源氏名として中国名の他に欧米名を名乗る中国人が沢山おります。きっと、外資系の会社では、欧米人は中国名を発音しづらいので恒常の呼び名として中国人がこのような欧米名を名乗ったり、単なるニックネームとしても使用しているようです。
私の会社の隣の席の中国人女性はブレンダであり、上海支店の仲の良い中国人男性はデイビットと名乗っています。私は、彼らの中国名を知りません。また、クリスチャン名を名乗っている方もおられます。
こんなわけで、私は日本人で、中国人でもクリスチャンでもありませんがスチュアートUを名乗らせていただきます。私の顔写真を見られたならば“どこがスチュアートUかい!!”とお嘆きになられると思いますので、顔写真は未来永劫封印させていただきますことを条件で、この特派員をお引き受けいたします。
北京の空気
北京へ赴任して、早1ヶ月が経ちました。6年前に来たときに比べれば空気も水も建物もきれいになっておりました。初めて、北京に来た方は、今の中国の空気は、耐え難いほど汚れているように思われることでしょう。それは日本の空気を基準にするからです。
日本も、44年前の東京オリンピックの開催時は、スモッグが東京の空を蔽い、光化学スモッグ警報などというものが気象庁から発令されてその時には皆外出を控えたものでした。
今の北京はまさにその東京オリンピック前夜の状況と同じようです。
特に朝晩、車のラッシュ時の北京市内の空は200m先が煙っているようで晴れの日でもどんよりした空です。
しかし、オリンピックを控えて、大量の排気ガスを出す工場は市の郊外に移転をさせられており、これも以前に比べて空気がきれいになった一因とのことです。
オリンピック前夜の北京
私は、1946年まえの東京オリンピックの時には、まだ大学生でした。
そして今この北京オリンピック前夜の北京を目の当たりにすると、中国も日本と同じ道を日本以上の速さで駆け抜けている姿がよくわかります。今、中国は、国際的にも環境、安全、衛生等々において
批判されたりしておりますが、当時の日本もまた同じ状況にあったことも日本人として再確認することが大切なことであると思います。
私は、現在の中国はあまり好きではありませんし良いとも思いません。しかし、日本にとって必要な国であることだけは確かだと思います。このことを、自分で確かめるために初老の身をわきまえず中国に赴任させていただきました。
以下が東京オリンピックと北京オリンピックの時代背景です。
| |
東京 |
北京 |
時期 |
1964.10.10 |
2008.8.8 |
経緯 |
一度Uwwで中止 |
2000年、シドニーに敗退 |
生活 |
3C:カラーテレビ
クーラー
カー |
パソコン
カー
薄型カラーテレビ |
GNP |
ドイツを抜き世界2位 |
米、日、ドイツ、中4位 |
GDP |
4700ドル |
6000ドル |
給料 |
大卒初任給1万5千円 |
同じく3万円 |
建設 |
東京モノレール
高速道路
地下鉄
マンション |
北京モノレール
高速道路
地下鉄
マンション |
金メダル |
16個:過去最大 |
アトランタ:16
シドニー:28
アテネ:32
北京:?? |
今月7月からは、汽車や空港ターミナルに加えて、地下鉄の駅にも
荷物検査機が置かれました。また、自動車の運行も番号の奇数と偶数により、運行日を指定する制度がまもなく施行されます。
また、カラオケ等のいわゆる風俗営業がオリンピック期間中は閉鎖されるそうです。
現在、中国は地震等様々な問題を抱えておりますが、オリンピックそして2010年の上海万博を控えて、両者とも街中が工事現場のようです。しかし、日本のように中国人のパワーで乗り切ることだけは確かなようです。むしろ、この2つの大事業が終わった後の中国がどこに行こうとするのかが注目されます。
2008年7月4日
スチュアートII |