フランス書店事情 2
パルマンティエのお洒落な本屋さん:Les Guetteurs De Vent

「フランス書店事情」突撃インタビュー第2弾は、またしてもウチの近所。パルマンティエというメトロの駅付近にある“Les Guetteurs De Vent(レ・ゲター・ドゥ・ヴォン)”と言う名の個人書店です。ディスプレイがとってもステキで、ついつい立ち止まってウィンドーを覗いた後、吸い込まれるように店内に入っていく人を時々見かけます(斯く言う私もその一人)。
今回も、突然お伺いしたにもかかわらず、書店主のDominique(ドミニク)さんがインタビューに応じて下さいました。


 ↑“Les Guetteurs De Vent”外観


 ↑本もきれいに並んでいました


 ↑明るい店内


お店のロゴ
●書店名について
“Les Guetteurs De Vent(レ・ゲター・ドゥ・ヴォン)”、日本語にすると「風の見張り番」というような意味なのでしょうか。ドミニクさん曰く「本のタイトルだったんだよ」とのこと(何の本だったのか突っ込んでお聞き出来ませんでしたが)。創業は1995年らしいのですが、前の店主からドミニクさんに替わられたようです。

店名のスペルを間違って書いていたようで、
見かねて押してくれたハンコ

●今一番売れている本は?

とお聞きしたら「残ってるかなぁー」と言いながら持ってきて下さったのが、こちら。

“Cahier de gribouillages pour les adultes qui s’ennuient au bureau”。

訳すと、「オフィスで退屈している大人のための殴り書き帳」。中身を写真撮影するのは憚られたのですが、折り紙の折り方あり、線を結ぶゲームのようなものあり、ぬりえ風のページあり…。「がんばれパリジャン」って感じでした。

 

これを持っている部下ばかりだったら、
上司はちょっと不幸かも…→

●お店の特徴や工夫している点は?
「うーん、ウチは普通の本屋だよ」とのお答え。…が、ディスプレイ等とっても洒落ていて、何となく覗いてみたくなる本屋さんです。
奥は子供本コーナー
床に置いてあったおもちゃ類
ウィンドーの絵本コーナー

●お店の特徴や工夫している点は?
「うーん、ウチは普通の本屋だよ」とのお答え。…が、ディスプレイ等とっても洒落ていて、何となく覗いてみたくなる本屋さんです。
中国人も多いエリアのせいか、
ディスプレイは中国のお正月風
中国関係の本が並んでいました

●日本の本をどう思いますか?
「ウチではあまり扱っていないから…」という率直なお返事。でも、店内を見渡すと水木しげる氏のマンガ本などが。

 

平積みになったいた水木しげる氏のマンガ本
賞も受賞している模様→



店内カウンター

●本屋さんという職業をどう思いますか?
「すごく気に入ってるよ」と、即答して下さいました。「写真を一枚撮らせてもらっていいですか?」と続けざまに質問したら、「僕の写真はカンベンして」と言われたドミニクさん。ぶっきらぼう風でしたが、ノートに店名のハンコを押して下さったり、本の写真を撮っていたら「こっちの方が値札が付いていなくてきれいに見えるから」と本を交換して下さったり、細やかな心遣いのある推定40代後半のナイスミドルでした。

 

お店の出入り口→
 
フランスではどこででも見かけますが、
万引きすると値札シールの磁気が反応してアラームが鳴ります
(大店舗などでは、この万引き防止装置と警備員さんが
セットになって立っています)

今回の書店: Les Guetteurs De Vent
108, Av Parmentier
75011 Paris FRANCE
Tel : 01 43 57 52 15

営業時間:月曜日 14 :00〜19 :30
火〜土曜日 10 :00〜19 :30
日・祭日定休
 

2007年2月24日  荒木 芳栄