2010.March

■フランス情報 mail from France #178

工事のおじさん

ここの所、家のトラブルや工事の話ばかりですが…。
先週末、工事のおじさんが、壊れそうになっていた我が家の台所修理に来て下さいました。2日がかりで復旧工事をして下さり、しかも「今回はアフターサービスだからお金は要らないよ」と言う温かいお言葉。

このおじさんには常日頃ひとかたならずお世話になっております。
3年半前、滞在許可証の身分変更に伴いレストランでのアルバイトの継続資格がなくなり失業者と化した頃、たまたまうちのシャワーの囲いが破損…。ヒマだった事もあって工事に来て下さったこのおじさんのお手伝いをしたところ、工事終了後、某アトリエでテンペラ画制作アルバイトを募集している話を紹介して下さいました。

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先日、友人宅のサプライズパーティーにお呼ばれしました
…が、何がサプライズだったのか、
説明してもらっても最後までよくわからなかった…

工アルバイトの面接では、責任者の方から「どうしてここを知ったの?」と聞かれたので「実は…うちのシャワーが壊れて…」と経緯を話すと、笑いながら「僕はそう言う話が大好きなんだ」とテンペラ画なんて描いたこともないのに即採用…(その後、技法をマスターするまで大変苦労することとなりましたが…)。

今回も、この工事のおじさんから「食器や流しのカルキを取るにはお酢を使うと良い」とか、いろいろな事を工事のついでに教えてもらいました。

帰りがけには「何か困ったことがあったら、いつでも電話しておいで」と、必ず一声かけて下さる本当に親切なおじさんで、家でトラブルが発生すると真っ先に対応策をお聞きしております。

パリでここまで生き長らえることが出来ているのは、このおじさん始め、周囲の方々の御厚意のお陰だとしみじみ思うのであります。

2010年3月28日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #177

上階のインド人

2ヶ月前リニューアルしたばかりの台所に、またしてもトラブル発生…。食器棚とレンジオーブンが乗せてある台の埋め込み式ビスがゆるみ、このままにしておくと食器棚とオーブンはもちろん、双方が落下する衝撃で台所全体と床を破壊しそうなタダならぬ気配…。

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2週間も前の写真ですが…友人がお雛祭りに招待してくれました

工事をしてくれたおじさんに朝っぱらから緊急電話をすると、「すぐに工事に行けないので、とりあえず戸棚を空にしてオーブンを台から下ろすように」と言う指示。更に、「そのままにしておくと大変なことになるから」との不吉なお言葉…。

急いで戸棚の中の物は出したものの、オーブンは高めの位置に置いてあり男性2人がかりで設置してもらったほどの重量級。「こんな物どうやって下ろせって言うの??」と思いつつ試みたものの…徒労…。「これは誰かに頼まねば」と、向かい部屋のフランス人カップル宅に直行。…が、チャイムを押してもこんな時に限ってお留守…。

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お雛様型お寿司と蛤のお吸い物

上の階にインド人一家が住んでいるのを思い出し、「そうだ、あのインド人のおじさんにお願いしてみよう」とドアを叩いて事情を話したところ、即座に部屋まで来てくれた上、「重いのでお一人ではムリです」と言ったにも拘わらず、一人踏ん張って重量級オーブンを下ろしてくれたのでした。御礼を言ったら、「どういたしまして。僕らは引っ越しするから、ここにいられるのは後1週間なんだ」と笑顔で爽やかに去って行かれました。

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手作りの桜餅とイチゴ大福まで!

我が家を崩壊の危機から救って下さった御礼に、翌日、緑茶セットを持って再訪したところ、今度は奥様とお二人「当たり前の事をしただけだよ」と、またまた爽やかな応対をして下さいました。

今週末にはいなくなっちゃうのか…と思うと寂しい気がしますが、新天地でお幸せになられることを階下から密かに願っているところです。

2010年3月16日
荒木 芳栄