■フランス情報 mail from France #11
年末
明日はクリスマスだというのに、今週も地味…。
22日は、年末恒例となった就労者用の健康診断に行ってきました。
他の時期にもやっていると思うのですが、呼び出されるのは日時指定で毎年何故か年末。パリ市内のAssociation Medicale Interenterprisesという、労働省管轄の機関に行って参りました。
受付の後、名前を呼ばれ、個室で視力検査。初年度は身長・体重・尿検査等もあったのですが、今回で3回目だからか全部省略。
視力検査は、遠くのアルファベットを読む近視の検査と、手元の小さな文字の文章を読む老眼検査の2タイプ。今回は全く問題なかったのですが、初めて受診に来た年は、老眼検査の文章の単語が読まれず、向かいに座っていた検査官に「ものすごく良く見えているんですけど、読めないんです」と言い訳しながら続行しました。
その後は問診と聴診。
こちらも初回の問診の時は、担当のフランス人の女医さんから「日本のどこから来たの?」と聞かれ、「福井です」と答えると、「あら、私の彼と同じ名前ね」と全く予想外のことを言われ驚きました。「…あり得ない…もしかして日本人?」と思いながらも「いいお名前ですね」と適当な返事を返した記憶が…。
1年に1回の検査ですが、さすがに3年目ともなると何となく慣れてきて、今回は健康診断と言っても所要時間約15分。往復に費やした時間の方がうんと長く、加えて、これで身体の異常が見つかったら奇跡的だと思いながら受診証明書のような紙をもらって帰りました。
23日には、年末の旅行でスペインに向かう大学時代の友人一家が、パリに立ち寄ってくれました。「遊びに来てね」と言っても、なかなか来られる人がいないので、久々の友人の来訪、本当にうれしく思いました。
今日は終日、銅版画のアトリエで作業。クリスマスイブなので、来るのは私ぐらいかと思いきや、結構人がいたので驚きでした。
帰りはサン・ジェルマン・デ・プレ教会のミサを覗いてきました。…が、長そうだったので途中で退出。ノートルダム寺院にも行ってみようと思って足を運んだところ、こちらは教会の外に長蛇の列。あきらめて帰宅しました。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会のクリスマスミサの紙
フランスでは、クリスマスは家族で祝うものらしいです。日本と逆で、大晦日や新年は恋人や友人と過ごすのだと、フランス人の友人が言っていました。
私の場合は、フランスに身寄りがないので、この時期になると田舎に住んでいるフランス人の友人が心配して毎年必ず連絡をくれます。今年も2週間ほど前に「クリスマスはウチに遊びにおいで」という電話をくれたのですが、彼女の家はパリからいろんな乗り物を乗り継いで6〜7時間はかかる遠方のため、週末しか時間の取れない今回は断念することにしました。(越境するものの、先月訪問したベルギーのブリュッセルはパリから約1時間半。国外なのに、はるかに近い…)
2年前にはその友人宅に、クリスマスを挟んで1週間滞在させてもらいました。その時に初めて体験したフランス人のクリスマスの過ごし方をザッと…。
24日のクリスマスイブの夕方、彼女の実家に行くと家族全員大集合。軽く飲んだりしながらプレゼント交換をし、夜の11時半頃、村の教会の深夜ミサに全員で出席しました。1時間ほどのミサの後、再び実家に集まりキリスト生誕のお祝いパーティーをしました。食事内容までは残念ながら記憶にないのですが、すごいご馳走で最後に消化用のお酒をもらったほど食べたのは覚えております。深夜すぎから始まったパーティーなので、お開きも明け方。
翌25日は、みんな昼頃まで眠り、夕方までゆっくりした後それぞれの家に散っていきました。

友人宅でのクリスマスディナーの様子
…と言う訳で、2年前の話で申し訳ないのですが、フランスのクリスマスは通常このような流れのようです。ミサも深夜に行くのが正式らしいのですが、小さな子供がいる家庭等のため、夕方にもクリスマスのミサを行う教会が多いようなことを本日のニュースで報道していました。

かろうじて写真に写っていた、
友人母の手作りクリスマスケーキ
今年は明日、日本人の友人宅でのパーティーに参加して参ります。

友人の家の窓から見えたフランス・アルプスの一部
皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。
2006年も何卒宜しくお願い申し上げます。
2005年12月24日
荒木 芳栄 |