2006.August

■フランス情報 mail from France #43

エステティック
久々にエステティックサロンに行ってきました。
うちの近所に、Alixe Fougeresというチェーン店のサロンがあり、予約も簡単に取れ、料金も手頃なので時折発作的に行ったりしています。

今日も昼過ぎに予約の電話を入れると、「夕方なら空いている」との返答が返ってきたので、お願いすることにしました。

お願いしたのは”Nettoyage de peau”という、1時間のお肌のお掃除コース。
エステルームに通されると、デコルテの部分までお手入れしてもらえるように準備し、後はエステ用のベッドに横になりされるがまま。ゴマージュあり、マッサージあり、パックあり…で、極楽気分の1時間でした。


↑ロクシタンのエステのパンフレットです

パリには、カリタやランコムなど各種化粧品メーカーのサロンを始め、エステティックサロンなるものが沢山あります。値段もピンキリ。オリジナルの製品を使うところが多いので、日頃愛用しているメーカーがあれば、そこのサロンに行くのも良いかと思われます。

私は、歩いていけるような近所のエステか、オペラ座の横あたりにあるL’OCCITANE(ロクシタン)のエステにごくたまに行っているのですが、ロクシタンの方は発作的に予約を入れても空いていなかったりするので、前もって予約を入れ計画的に行かねば…という感じです。が、こちらも良心的な価格で、雰囲気もとっても良いのでオススメです。

エステ中は、話をするようなこともほとんどないので、旅行でパリに来られる方も本場のエステを是非是非味わってみて下さい。

2006年8月27日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #42

Stages(スタージュ:研修)
先週末から一週間、友人に誘われ絵のスタージュ(研修)旅行でブルターニュに行ってきました。
滞在したのは、ETEL(エテル)という海沿いの小さな町。そこにある一軒家で、私たち日本人3人とフランス人、計13人の強烈な合宿生活が展開されました(部屋数の関係で、半数は近所の“Chambre d’hote民宿”で寝泊まりされていましたが…)。

参加していたフランス人は、最高齢80才のアンおばあちゃんを筆頭に、平均60代あたりのパリのマダム達。それぞれ個々で申し込まれたようでしたが、かなりの個性派揃い。品はいいのに口が悪い…。でも、裏表がなくサバサバしたステキな人ばかり。とっても楽しい一週間だったので、昨日パリに戻ったばかりだというのに、すでにホームシックならぬエテルシックになっています。


今回行ったスタージュ先のETEL(エテル)

合宿生活は、初日の夕方、顔合わせと簡単な打ち合わせ(ほとんど飲み会でしたが…)からスタートしました。自己紹介や一カ所しかないお風呂の使用順番などが決められ(これもかなりテキトー)、その後にウェルカム・ディナーを食べました。久々の新鮮な魚介類に喜びひとしおでした!翌日からは下記のようなスケジュールで一週間を過ごしました。

08:00〜09:00 朝食
10:00〜13:00 スケッチ
13:00〜14:00 昼食
14:00〜17:00 スケッチ
19:30〜      合宿所でアペリティフ
20:00〜      夕食


作品の一部です


主催された先生のジルは、身長195センチ、風貌も性格も飄々とした感じでしたが、パリで絵を教えていて、このスタージュも25年目というベテラン教師。毎日とてもきれいな所にばかり連れて行ってくれたのは良いのですが、肝心のスケッチ時間中、ふと見ると一人で潮干狩りをしていたり、釣りをしていたりで生徒そっちのけ。少年のような先生でした。

生徒は生徒で、野放し状態をいいことに、描き飽きたら適当に近所のカフェに行ったり、海辺で石拾いをしたり…。ブルターニュの青い海に、このユルいスタージュは見事にマッチしていました。私も、のんびりした田舎の風景の中で、久々に小学生時代を彷彿させる何だかとても懐かしい「夏休み」気分を味わいました。


海辺の家のスケッチ


それにしても、一週間共に過ごしたパリのマダム達はやはりエレガントでした。社交的なのに、群れない・依存しない・立ち入らない…と、3拍子揃った感じで、おまけにユーモアセンスや威圧感のない迫力もあり、「将来私もこんな女性になりたいなぁー」と、マダムウォッチングと絵の勉強を兼ねた研修旅行となりました。

2006年8月21日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #40

Champigny(シャンピニー)
今週は、パリ郊外のChampigny(シャンピニー)という町に行ってきました。
アトリエの友人が住んでいる町で、「一緒にスケッチに行かない?」と誘われ、日帰りでお邪魔して参りました。

シャンピニーは、パリから高速郊外鉄道RERで約30分。セーヌ川の支流、マルヌ川に沿ったとてものどかな町です。パリは都会ですが、ちょっと外に出たりすると随分景色が変わったりします。


シャンピニー

シャンピニーの町の中には、川沿いにGuingette(ガンゲット)と呼ばれるルノワールの絵に出てくるような昔さながらのダンスホールがいくつもあり(日中だったので閉まっていましたが)、これまた時が止まったような場所だという印象を受けました。真夏の気候と、おそらくバカンスシーズンのせいで(フランス人はバカンスになると長期旅行に出かける人が多いので)歩いている人も少なく、辺り一帯とても静か。堤防沿いの青々とした緑を独り占めしているような感じでした。

マルヌ川に係留された船が何艘も目に入り、友人に「何の船?」と聞くと、「住居よ」という返事が返ってきました。フランスには、船上生活者がたくさんいるそうです。「郵便物は?子供の学校は?」と、矢継ぎ早に質問すると、「郵便受けのある係留地もあるし、学校の寄宿舎を利用出来るから問題ない」とのことでした。船で物を運搬しながら生活している人もいるらしく、人によっては一石二鳥だったりするようで、いろんな生活様式があるものだと改めて思いました。


係留されていた船

川辺でスケッチをした後、友人宅で昼食をご馳走になって帰路につきました。
7月はウロウロしっぱなしでしたが、今回もまたのんびりした小旅行気分の一日を過ごしました。

2006年7月30日
荒木 芳栄

■フランス情報 mail from France #41

Le Corbusier (ル・コルビュジェ)
パリは、ここ最近急激に気温がダウンしました。つい先日まで猛暑続きだったのがウソのような肌寒さ。朝晩の最低気温が約15度、日中の最高気温が23度ほど。先週まで40度近くの真夏日続きだったので、正しく激変です。町を歩いていると、ノースリーブからセーターや薄手のコートを着た人まで幅広い服装を見かけるので、人間の体感温度ってこんなに個人差があるものかと思ったりしています。

ところで、私は、8月に入ってからパリ市内のフランス人アーティストの下で、テンペラ画制作補助のアルバイトをしています。そのアルバイト先のアトリエというのが、とても由緒ある建物。「近代建築の父」と呼ばれている“ル・コルビュジェ”という建築家が1926年に建てた建物らしいのですが、そんな昔の物とは思えないほど外観も内部もモダンです。ご近所にもル・コルビュジェの建造物が何件かあり、その一帯がコルビュジェコミュニティーのようになっています。しかも、ご近所一帯が柵でまとめて囲まれており、そのエリアには暗証番号式のコードがついた専用門を通過しないと入れないシステムです。

アトリエ内部は、天井がとっても高く壁面上部は全てガラス窓。住居部分も出入り自由の許可を頂いているため遠慮なくウロついているのですが、どこを見てもシンプルで機能的なのに不思議な魅力のある内部です。


ミケランジェロの模写をしてみました

残念ながら、通っている所は個人のアトリエ兼住居なので、写真やイラストでのご紹介が出来ないのですが、ル・コルビュジェの代表作はロンシャンの教会堂やパリ近郊にあるサヴォワ邸という建物らしいので、建築にご興味のある方は是非下記サイトをご参照下さい。

http://www.archi-map.net/~taniyan/a_map/foreign/form/france/romshanp.html
(日本語サイトです。リンク自由のようだったので…)

http://www.ronchamp.org/index.htm
(このサイトの左側上から2番目“La Chapelle Du Corbusier”をクリックしてみて下さい。ロンシャン教会堂の写真が沢山見られます)

2006年8月7日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #40

Champigny(シャンピニー)
今週は、パリ郊外のChampigny(シャンピニー)という町に行ってきました。
アトリエの友人が住んでいる町で、「一緒にスケッチに行かない?」と誘われ、日帰りでお邪魔して参りました。

シャンピニーは、パリから高速郊外鉄道RERで約30分。セーヌ川の支流、マルヌ川に沿ったとてものどかな町です。パリは都会ですが、ちょっと外に出たりすると随分景色が変わったりします。


シャンピニー

シャンピニーの町の中には、川沿いにGuingette(ガンゲット)と呼ばれるルノワールの絵に出てくるような昔さながらのダンスホールがいくつもあり(日中だったので閉まっていましたが)、これまた時が止まったような場所だという印象を受けました。真夏の気候と、おそらくバカンスシーズンのせいで(フランス人はバカンスになると長期旅行に出かける人が多いので)歩いている人も少なく、辺り一帯とても静か。堤防沿いの青々とした緑を独り占めしているような感じでした。

マルヌ川に係留された船が何艘も目に入り、友人に「何の船?」と聞くと、「住居よ」という返事が返ってきました。フランスには、船上生活者がたくさんいるそうです。「郵便物は?子供の学校は?」と、矢継ぎ早に質問すると、「郵便受けのある係留地もあるし、学校の寄宿舎を利用出来るから問題ない」とのことでした。船で物を運搬しながら生活している人もいるらしく、人によっては一石二鳥だったりするようで、いろんな生活様式があるものだと改めて思いました。


係留されていた船

川辺でスケッチをした後、友人宅で昼食をご馳走になって帰路につきました。
7月はウロウロしっぱなしでしたが、今回もまたのんびりした小旅行気分の一日を過ごしました。

2006年7月30日
荒木 芳栄