■フランス情報 mail from France #15
テレビ事情
パリ市内には、普通の電波で見られるテレビ局が5つ。
TF1、FRANCE2、FRANCE3、ARTE、M6です。
このうちFRANCE2とFRANCE3は国営、TF1とM6は民放、ARTEはフランスとドイツが共同出資して設立したテレビ局で文化的な番組が多いです。
私はあまりテレビを見る方ではなく、ニュースと映画とドキュメンタリーに活用する程度(…結構見てますか…)。
個人的にFRANCE2のニュースが好きでよく見ています。…といっても、半分以上わからなかったりするので、ニュースなのに想像力を駆使せねばなりません。
時々日本のニュースも報道され、地震等のニュースでなければ、懐かしい映像にちょっぴりうれしくなったりします。
余談ですが、昨日はたまたま日本の年次有給休暇の事が報道されており、日本人はフランス人より年間平均350時間、約10週間も多く仕事をしているのだとアナウンサーが言っていました(フランス人は管理職を除いて一般的にあまり仕事熱心ではないような気が…)。もっとも、日本の社会にも近年変化が起こりつつあるようですが…。いずれにしても、パリで見る日本のニュースは、また角度が違っていて興味深いです。

映画はARTEチャンネル以外、全てフランス語吹き替え版。映画にはCMを挟んではいけないことになっているらしく、民放でも途中1回CMが入るくらいです。
更に、どのチャンネルでも、暴力シーンや性描写を含んだ映画については、「12才以下は見ないように(年齢は内容によって違います)」といった表示が放映中ずっと下の方に出ています。
映画のタイトルもオリジナルと全く違うときがあるのでミステリアス…。
「ダイハード」が「ピェージュ・ドゥ・クリスタル」だったり、「ロード・オブ・ザ・リング」が「ル・セニャー・デ・ザノー」だったり…。
以前ARTEでやっていたBBCのドキュメンタリーは、英語のセリフの上にドイツ語の吹き替えが重なり、フランス語の字幕が流れる…といった複雑な物。対象がドイツ人とフランス人なので仕方がないのですが、「どれか1つにしろー」と、思わず叫びたくなる感じでした。
それから、テレビと切っても切れないのが「テレビ税」。
フランスでは、テレビを買うともれなく住所登録をされ、年に一度「テレビ税」を徴収されます。テレビ本体に課税されるようですが(カラーテレビで昨年が116.5ユーロ。白黒の場合は税率が違う模様…)、用途は国営テレビの予算らしいので、NHKの受信料を強制的に納入させられている感じかも…。
おまけに、納付期限までに納めない場合は30%の延滞料が加算されるという苛酷な物であります。
テレビを他人から譲ってもらった場合などは請求されないようですが、まれに「コントロール」と呼ばれる人がテレビチェックにやってきて、発見された場合は150ユーロの罰金。
うちの場合は、買ったテレビより毎年払うテレビ税の方が高額なので、請求が来るたびに結構頭に来るシロモノなのであります(見ているから仕方ないですけど…)。
このように、パリでは日本とはまた異なったテレビ事情が日々展開されているのであります。
2006年1月28日
荒木 芳栄 |