■フランス情報 mail from France #60
モロッコ旅行 PART1
アルバイトが一段落したので、今週はフラリとモロッコのマラケシュまでスケッチ旅行に行ってきました。
●飛行機
先週、フランスのSNCF(国鉄)が扱っているインターネットの航空券予約ページでチケットを購入したのですが、翌日の朝には自宅に配達に来てくれました。のんびりしたフランスで、久々に感激したスピーディーな対応。

マラケシュのメナラ空港駐車場
マラケシュへの飛行機は、行きがエアーフランスで普通に機内食などが出たのですが(機内食には「豚肉は使われていません」というカードが付いていました)、帰りは“アトラス・ブルー”というローコスト便。食べ物や飲み物希望の場合は、車内販売ならぬ機内販売でお金を払って購入しなくてはなりませんでした。
パリ−マラケシュ間、約3時間の空の旅。短時間で快適でした。
●マラケシュ
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市内は城壁によって
ギリーズ(新市街)とメディナ(旧市街)
に分けられています。
その境界入口の一つ、コブ門 |
マラケシュのメディナのヘソ
“ジャマ・エル・フナ広場” |
モロッコの内陸部、ほぼ中央に位置している観光地です。モロッコでは2番目に古い街だとか。到着時は2月中旬にもかかわらず、日中の気温25度(朝夕は10度ぐらいで肌寒かったです)。空港から市内まで車で約15分。

建物の屋上には絨毯がズラリ
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街の中は乾燥してホコリっぽく、コンタクトレンズの目には苛酷な環境…。市内は交通量が多い上に信号や横断歩道が少なくて、大通りを横切るのは文字通り命がけでした。公用語はアラビア語ですが、かつてフランス保護国だったこともありフランス語が通用します。観光地なので英語で話しかけてくる人も沢山いました。
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| ←スーク(市場) |
メディナの裏路地
| 治安も悪くない感じでしたが、アラビア語の看板や時折スピーカーから流れてくるコーランを聞くと不思議な気持ちになりました。目に入る物全てが新鮮で、本当に魅力的な街でした。 |
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路地の中のモスク→ |
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マラケシュのシンボル、
高さ77mのミナレット(塔)“クトゥビア” |
夜の街角 |
●出会い
初モロッコ一人旅の予定だったのですが、マラケシュ行きの飛行機の搭乗口で、久しく会っていなかったパリ在住日本人の友人とバッタリ再会。聞けば、彼女はモロッコ人男性と結婚する予定でマラケシュに移住するとのこと。滞在中、食事に連れて行ってもらったり、家に招待してもらったり…で、思いがけずお世話になりました。ダンナ様は国際的に活躍している写真家らしく、家というのがプール付・ゲストハウス付・お手伝いさん付の大邸宅。オドロキました。
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マラケシュ最終日の夜は、友人のダンナ様に教えてもらった大衆酒場のようなバーに行ってみました(イスラム教はアルコール禁止なので、その辺のお店にはアルコール類を置いていないようです)。「一人で行っても大丈夫」と言われてはいたものの、お店の中はモロッコ人のおじさんばかり…と店内を眺めていたら、突如日本人女性が2人目の前に現れました。お二人ともモロッコに9年ぐらい住んでいらっしゃるとのことで、後からやって来たダンナ様は雑貨の輸入の仕事で知り合ったと言うモロッコ人男性。 |
| ↑“アマンジェナ”というホテルで開かれる友人のダンナ様の個展オープニングパーティーに招待してもらいましたが、帰る日と重なって断念 |
同じテーブルに混ぜて頂き、イスラム圏での生活ウラ話をいろいろと聞かせて頂きました。
モロッコでは王様の代が代わってから、改宗しなくても結婚出来るようになったらしいのですが、それでも様々なイスラムの風習で容易な結婚生活ではないようです(お二人はとっても明るい方々で、強いな〜と感心してしまいました)。家でアルコールは禁止、砂漠地方のモロッコ人と結婚した日本人の友人はダンナの付き添いがないと5分程度の近所にも一人で外出させてもらえない…などなど。 |
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バーで飲んだ
モロッコビールとミネラルウォーター |
| イスラム国では女性の地位も低く、離婚した場合の子供の親権は自動的に夫側になるようです。それにしても、いろんな所に嫁いでいる日本人女性がいるんだなぁーと痛感。思い掛けない所でお友達が出来ました。 |
●モロッコ人
素朴で人懐っこくて親切という印象を受けました。が、日本人観光客が増えている影響か、歩いていると頻繁に「こんにちは」「ありがとう」とやたらと声をかけられます。
持参したガイドブックには「イスラム国では日本人女性は異常にモテるので気を付けるように」という内容の警告コラムが載っていました。反日感情がなく、日本に行って職を見つけたいモロッコ人男性が大勢いるらしいです。
実際行ってみたモロッコはガイドブック通り。一人で歩いている日本人などは格好のターゲットらしく、前から後ろから、とにかく最初で最後だと思われる頻度で男性に声をかけられました。
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モロッコの記念切手
小さくてきれいでした |
同じくモロッコの
普通サイズの記念切手 |
町角でスケッチしていても男の人が寄ってきて「立って描いていると疲れるだろうから」とイスまで持ってきてくれたのですが、「座ると視線が変わるから、せっかくだけど必要ありません」とお断り。その後も、同じ男性がずっと横に立ち、「結婚してるの?」
私:「結婚してます(本当はまだですけど…)」
モロッコ人:「じゃあ、姉妹はいる?」
私:「いるけど結婚してます」
モロッコ人:「じゃあ、おじさんはいる?」
私:「おじさんはいます」
モロッコ人:「おじさんに娘はいる?」
…正に日本人なら誰でもいいと言う感じ…。が、そんな人ばかりではなく本当に親切な人もいたので、その辺の見極めが大変に難しい国かも…と思いました。
メディナの路地
2007年2月18日
荒木 芳栄 |