2007.July

■フランス情報 mail from France #83

PARIS PLAGES
7月20日から8月19日まで、パリのセーヌ川沿いでは恒例となった”PARIS PLAGES(パリ プラージュ)というイベントを開催中です。
砂が敷き詰められたセーヌ河岸に、ヤシの木やビーチパラソル・デッキチェアーなどが並び、パリの町中でバカンス気分が味わえます。
とはいうものの、今の所パリは夏の割には低めの気温続き。2003年のような猛暑も厳しいですが、このまま秋に突入するのも寂しいかも…と思っているところです。

オークション続編
今年の4月、お世話になったギャラリーのオーナーの勧めで、自分の経歴や作品の写真を入力したCDを、パリの「ドルオー公共競売所」で9月に行われるアート・オークション関係団体に提出してみました。

そんなことを忘れかけていた昨今、担当の方から「オークションカタログ用の作品選考に通ったので」と言う電話があり、指定された事務所に現物を持って受付をしに行くことになりました。

オペラ座近くにある事務所は、建物自体がとても古そうで、おまけに部屋の中には絵画やオブジェが所狭しと並んでいてかなり面白い雰囲気。ファンタジー映画に出てきそうな感じでした。古い廊下を挟んだ向かいの部屋などにも、棚いっぱいに並んだ絵画が見えて興味をそそられました。

担当者もとても親切な人で、作品を渡すと手際よく登録番号等が記入された書類を作成し説明をしてくれながら、あっという間に受付完了。

今回、私の参加させて頂くオークションは、9月20日に「ドルオー公共競売所」内で参加者約80名の作品展示が終日行われ、翌21日競売にかけられるのだそうです。どんな雰囲気なのか、今からちょっぴり楽しみです。

そんな訳で、オークションの中間報告。毎日が勉強の日々です。

2007年7月22日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #82

7月14日 ※写真は全て2年前に撮影したものです。…が、こんな雰囲気です。
今日は7月14日、” Le Quatorze Juillet(ル・キャトールズ・ジュイエ)”。
日本では「パリ祭」と呼ばれ、英語圏では”The Bastille Day”と呼ばれている、1789年バスティーユ監獄が襲撃されたフランス革命記念日です。民衆が立ち上がり絶対王政から共和制へと移行していく発端を作った、現在のフランス共和国を象徴する日でもあるようです。
そして、今日の午前中、パリのシャンゼリゼ大通りでは恒例の軍事パレードが行われました。

2年前までは、私も張り切ってパレード見物に出かけていたのですが、見物客が多く警備も厳しいため(沿道で見るにもボディーチェックと手荷物検査を受けました)、今年はテレビでゆっくり見ることにしました。

パレードは、午前10時頃サルコジ大統領を乗せた車を皮切りに、EU諸国の軍人パレード、フランスの軍隊・警察・消防隊・騎兵隊…と続きました。美しい制服や、キビキビした軍人さんの動きに見とれた2時間でした。

シャンゼリゼ上空には、トリコロールの煙を出しながら戦闘機が編隊を組んで飛行したりしていたのですが、テレビ映像の直後にウチの窓からもその様子がよく見え(ご近所もみんな窓から顔を出していました)、臨場感あふれるテレビ鑑賞となりました。
最後には、戦車まで登場するのですが、その光景はテレビで見ても大迫力。凱旋門を背景にしたこの軍事パレードは、テレビ映像でも一見の価値ありです。

夜には、エッフェル塔の下にあるシャン・ド・マルス公園で記念コンサートが行われています。エッフェル塔からは花火も打ち上げられ、現在、その音を聞きながらフランス情報を書いているところです。

 

2007年7月14日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #81

美術館
今週はちょっとお休みがあったので、久々に美術館通いをしました。
ルーブル美術館・オルセー美術館・ポンピドゥーセンターのいずれも、常設展以外に面白い特別展を開催していました。夜遅くまで開いている日もあり、日が長い今の時期は特にうれしい感じがします。


↑ウッチェロの模写
ルーブル美術館は写真撮影禁止の所があります(フラッシュは全館禁止です) 
これを描いている間も、係員さんに注意されている人が続出でした


↑コローの模写
ルーブル内では、カミーユ・コローのデッサン展をやっていました


↑オルセー美術館 特別展の小冊子表紙
9月16日までセザンヌからピカソまでの特別展をやっています
この冊子の表紙はピカソの作品です

この夏休み、きっと海外旅行をご計画の方もいらっしゃるのではないでしょうか。パリに来られる方がいらっしゃいましたら、美術ファンならずとも美術館には是非是非足を運んで頂きたいなぁーと思います(建物も素晴らしいです!)。


↑ゴーギャンの模写
本物はやはり素晴らしかったです


↑セザンヌの模写
セザンヌの作品も盛り沢山でした


↑カリエールの模写
美術鑑賞は結構エネルギーを消耗するかも…と思います

2007年7月7日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #80

勧誘電話撃退法
外国生活で、きっと縁がないだろうと思っていたことの一つが「勧誘電話」。しかしながら、予想はやはり予想でした。

つい先日も、朝の8時半頃に電話のベルが鳴り、受話器を取ってみると保険の勧誘電話。その他にもインターネット関係、室内工事から宗教関連まで様々な種類の電話がかかってきます。そして、その度に「忙しい」とか「興味がない」、「フランス語がわからない」などと答えていたのですが、相手もそんな返答には慣れっこのようで全くひるまない。たどたどしいフランス語で応対しても、パリは外国人だらけだからか物ともせず。確かに、ここを突破して話の本題に持って行かないと彼らの仕事には結びつかないと思うのですが、例え本題に入っても私のような者が相手ではメリットがあるとは思えない…。

 

「フランス語がよくわかりません」と言うと相手のお兄さんが、
「じゃあ、何語ならわかるの?」と質問してきたので、
「日本語」と答えるや否や「ちょっと待ってて下さい」と電話が保留になりました。
「へー、日本人でも働いているのかなぁー」とちょっと楽しみにしつつ大人しく待っていたら、2、3分後再び前述のお兄さんが
「すみません。みんなに聞いたけど、誰も日本語は話せないらしいです」と息を切らせながら電話口にカムバックしてきました。

そんな事もあり、相手のお手間を取らせるのも申し訳ないので、最近考案したのが「日本語で応対する」方法。
勧誘電話がかかってくると、一応礼儀として「フランス語が話せません」と一言前置きしてから、その後日本語に切り替える。独り言を言っているみたいで受話器を持ちながらバカみたいだと思ったりもしますが、とりあえず共通言語がないと判断されアッという間に電話は切られます。

と言う訳で、現在の所この「日本語応対法」は勧誘電話対策として功を奏しております。…が、これを日本で活用するには、ネイティブスピーカーばりの外国語の達人でもない限り、頭がおかしいと思われること必至かと懸念されます。

2007年6月30日
荒木 芳栄