■フランス情報 mail from France #77
冷凍食品店
ここの所、私のパリ生活史上珍しく、サラリーマンやOL風の規則正しい多忙な日々が続いております(日本なら当たり前だと叱られそうですが…)。
失業率が高く職のないパリで、サバイバル出来る条件が与えられているのは感謝すべき事だと思うのですが、ちょっと困っているのが食料品などのお買い物。
スーパーなどの開店時間内に家の近所までたどり着けない事が多く(遅くまで営業しているスーパーもあるのですが、ウチからは少々歩かねばならない…)、しかもパリにはコンビニのような便利なお店もない…。代わりに、アラブ系の人が経営しているコンビニまがいの通称「アラブ屋さん」と呼ばれているお店がパリの至る所にあり、例に洩れずウチの近所にも数件あるのですが、価格も高めで個人的に利用するのは緊急時のみ。
そんな訳あって、昨日初めて立ち寄ったのが冷凍食品チェーン店の「PICARD(ピカー)」。店内には冷凍食品用のショーケースがズラリと並んでいるだけなので、外から一見すると何を売っているんだろう??と言う感じです。日本では見たことのない種類のお店ですが、肉類・魚・野菜・BIO食品、前菜からデザート、フルーツまで多種多様な冷凍食品が並び、冷凍食品好きには垂涎ものの冷凍食品王国です。

店内に置いてあったパンフレット
冷凍食パンをつかった調理例が載っていました
(具も同店で調達出来るようです)
内装も白一色で統一され、おまけにショーケースとレジしかないので清潔感漂う代わりに無機質な印象。しかも、みんながショーケースの開け閉めをするため何となく薄ら寒い…。真冬にはちょっと敬遠したい感じのお店かもしれません。が、味も価格も悪くなく、昨日は非常食を少々買い込んでおきました。
パリにはお総菜等、出来合いの食べ物が日本に比べてうんと少ないです。サラダのドレッシング1つ取っても日本のような品揃えはなく、オリーブオイル・酢・塩コショウなどを適当に調合してみんな自分で作ったりしているようです。以前田舎に遊びに行った時には、ジャムやパテなど、出されたもののほとんどが家での手作り品でした。フランス人というのは、出来上がっている物より自分で作ることに喜びを覚える国民のようで、特に食べるためには労力を惜しまない様子です(そうじゃない人も勿論いると思いますが…)。
フランス人の生活を見ていると、コンビニなどが普及していない理由が何となくわかるような気がします。良い悪いは別として「日本って便利な国だ…」と痛感している今日この頃です。
2007年6月10日
荒木 芳栄 |