2007.October

■フランス情報 mail from France #96

冬時間
フランスは今日から冬時間です。10月の最終日曜日の午前3時にサマータイムが終了。時計を1時間巻き戻します(日本との時差もサマータイム時の−7時間から、−8時間に変更になります)。
前日土曜日のニュースや天気予報などで時間変更について触れてはくれるものの、そんなに大々的なアナウンスがある訳でもないので、うっかりしていると忘れてしまいそうになったりします。
この変更になる時間は一体どうなるのか興味津々でテレビをつけてみたのですが、時報が流れる訳でも何かコメントがある訳でもなく、ただ通常の深夜番組が続いていただけ。夜更かしして損したという感じでした。

冬時間に変わる日は、いつも時計を1時間戻してから寝るようにしているのですが、翌日の朝は長目にゴロゴロしていられるのでちょっぴり得をした気分です(サマータイムになる時は逆なのですが…)。ただし、日没時間も早くなるので、急激な冬の到来を体感する1日でもあります。

このサマータイム制度、フランスでは石油ショック後、省エネ目的で1976年に始まったようです。1995年までは9月の最終日曜日が冬時間との境界線だったようですが、ヨーロッパで統一するため1996年から現在の10月最終日曜日になったとのことです。

3月最終日曜日までは、今日からスタートした冬時間で過ごすことになるのですが、パリの冬は寒い上に鉛色の曇天続き…。日本海側の豪雪地帯からやって来た私にとっては雪が積もらないだけ有り難い感じなのですが、太平洋側出身の方にとってはつらい気候なのではないかと冬が来る度に思います。

日本も寒さに向かう折かと思います。
皆様どうぞお身体にくれぐれも気を付けてお過ごし下さい。

切手
郵便局に切手を買いに行ったら、こんなにきれいなのをくれました。

2007年10月28日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #95

ストライキ

今週18日の木曜日、パリでは大規模なゼネストが行われました。ニュースによると、サルコジ政権の特別年金制度改革案に反対する1995年以来の大きなストで、市内のメトロやバスを始め国鉄などの主要な交通機関はほぼマヒ状態。
今年の夏、パリ市によって導入された「ヴェリブ(貸し自転車)」も大活躍したようですが、ヴェリブによる初の交通事故死者も出た模様です。

私の勤務しているアトリエは、自宅からメトロとバスを乗り継いで通勤約1時間。どう言う訳か同僚もウチのご近所の人が多いため、前日の多数決によってストの木曜日は急遽仕事がお休みとなりました。

部屋の整頓をしていたら以前描いたデッサンが大量に出てきました

ストは金曜日も続行され、とりあえず間引き運転となった鮨詰めのメトロで仕事に行き、帰りは空いてはいたものの渋滞に巻き込まれたバスに乗り、約2時間がかりで帰宅しました。

パリのストライキは、数日前からニュース等で予告してはくれるのですが、当日の市内は大混乱。何がどのくらいの頻度で動いているのか確認してから行動しないと大変な目に遭います。今週はちょうど日本から友達が仕事で1週間渡仏しているのですが、出張や旅行でパリに来られている方などがストに遭遇すると、予定が狂ったり最悪の場合は飛行機にも大きな影響が出てくるので本当に大変だと思います。

未だ一部続いているストライキですが、来週は正常化してくれるよう願っています。

2007年10月21日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #94

ナイトクラブ

先週の日曜日の夜、友人に招待してもらったナイトクラブ風のパーティーに行ってきました。パリのアンダーグラウンド系の雑誌の記念パーティーで、19時30分からのVIP用パーティーに招待して頂きました(一般招待者は22時からでした)。

招待を受けたものの着ていくものがない…。みんなイブニングドレスとかなのに、一人だけ浮いていたら非常に恥ずかしいかも…と思い、友人に電話して何を着ていったらいいのか聞いてみました。「ナイトクラブだから、カジュアルな服装でいいわよ」とのことで一安心。私のカジュアルはカジュアルすぎるかも…と懸念しながらも後学のためにとりあえず行って参りました。

誘われた時から友人が「すごいパーティー」だと連発しており、「招待状を送って欲しいって言う電話が沢山あったんだけど全部断ったのよ」と言っていたので「へぇー」と聞いていたのですが、何がすごかったかと言えば出席されている方々の顔ぶれのようでした。著名デザイナーや映画やアート関係者など、私には誰が誰だかほとんどわからず、頂いた招待状も「猫に小判」という感じだったのですが、とにかく偉そうな人がいっぱいのパーティーでした。

パーティー中は時折パパラッチと化しておりましたが、友人がすごく面倒を見てくれた上にいろんな人に紹介してくれたこともあって、思いの外楽しい夜となりました。

2007年10月14日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #93

お散歩

オデオン界隈(サンジェルマン・デ・プレの近く)まで用事があって行った帰り、あまりにも良いお天気だったのでオペラ座近辺までお散歩してみました。


オデオンで見つけた羅針盤屋さん
店内には、地球儀や子供用のおもちゃなども所狭しと…
不思議なセレクションのお店

通りすがりに寄ってみた
本屋さん

店頭のカードに、
まず、おびき寄せられました
立ち寄ってみたギャラリーで
パトリス・ジラルドという作家
の個展を覗いてみました
ニス等で固められた
ワカサギが並んだ
ユニークな作品
もっと巨大な魚も
分断して展示してありました
路地の落書き
上の方に貼ってある「目」は、
あちこちで見かけたので、
特定の落書き(落貼り??)
作家が頑張ってペタペタ
やっているんでしょうか?


本屋さんのショーウィンドー
横に整然と並べられた本がとてもきれいでした


路地に貼ってあったギャラリーのポスター

セーヌ川沿いのブキニスト(古本屋)
安くて面白そうな物が結構置いてあります
セーヌ左岸から見た
ルーブル美術館とバトームーシュ

バトーは「船」、
ムーシュはフランス語で「ハエ」という意味
「船にハエが沢山たかっているように見える
から」だと聞いたことがあるのですが…
今日は久々の快晴だったので
船も気持ちよさそうでした
ルーブル美術館入口のピラミッド
写真を撮った時間が17時頃だったせいか、
入口には行列もなし
オペラ界隈で見かけた”DOG’S BAR”
とてもかわいい犬の水飲み場
…が、これに気を取られて何のお店だった
のかウロ覚え
(確かバーだったと思うのですが…)


ちょっぴりパリのお散歩気分を味わって頂けましたでしょうか?

2007年10月6日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #92

今週の出来事

オペラ座
オペラ座(オペラ・ガルニエ)に行ったことがない…と言うちょっぴり恥ずかしい話をフランス人の友達にしていたら、思い掛けずオペラ座に招待してもらえることになりました。


開演前のオペラ座の舞台

28日のパリ・オペラ座バレエ団による公演に誘ってもらったのですが(バレエ公演を観るのも初めて…)、演題は”Wuthering Heights”、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」。バレエと「嵐が丘」の意外な取り合わせに、まず驚きました。

初めて入ったオペラ座は豪華絢爛。シャガールの天井画も見事でした。取ってもらった席も一階の正面桟敷席。舞台全体が正面からよく見えて感激しました。


シャガールの天井画

バレエ版「嵐が丘」は、セリフが一言もないにも拘わらずとても表現豊か。鍛え上げられたバレエダンサー達のしなやかで美しい身体や動きに目を奪われた2時間半でした。
舞台装置やオーケストラも素晴らしく、バレエと言えばチュチュを身につけたクラシックなイメージしか持っていなかったのですが、今回鑑賞した公演はモダンで、今まで私が抱いていたバレエの観念を一新するものでした。

オペラ座と聞くと敷居の高そうな感じがしますが、安い席なら7ユーロぐらいで入れたりする場合もあるので、フランスって文化的な国だなぁーと改めて思いました。


オペラ座内部

凱旋門
今日の夕方、日本から友達が遊びに来て、一緒に夜の凱旋門に上りました。
シャンゼリゼ大通りから撮影した凱旋門の画像もお届けします。


夜の凱旋門

2007年9月30日
荒木 芳栄