■フランス情報 mail from France #117
聖火リレー
ニュースですでにご存知のことと思いますが、4月7日の午後、パリで北京オリンピックの聖火リレーが行われました。エッフェル塔からパリ市南部のシャルレティ競技場までの28qをリレーする予定で、当日は3000人の警官が警備のために動員されました。
当日たまたま家にいたのと、セレモニーが行われる予定だったパリ市庁舎はウチから徒歩圏内。見に行こうかと思いましたが、何となく賢明ではないような気がしてやめることにしました。

後前日のロンドンでの聖火リレーも荒れたようですが、7日の夜に見たニュースの印象ではパリはそれ以上。市内のあちこちでチベット人支持者と警官隊、それから中国人のグループなどが衝突。聖火は何度か消され、予定されていたセレモニーも中止。バスで最終目的地に聖火が搬送されるという異例の事態続き。大荒れとなったパリの聖火リレーは、世界中に別のメッセージを配信していたようでした。
ニュースを見始めた頃は、ロンドン以上の騒ぎに「血の気の多い国だ…」とも思いましたが、画面が進むうち、そんな風に思ったことや他人事だと思いながらニュースを見ている自分を反省しました。他国の人権のために、これだけ行動を起こすことが出来るのは精神が健全な証拠なのだと思います。個人レベルで、これだけ人権擁護を考え、意思表示出来るのは尊敬すべき事だと思いました(今の私には出来そうにないので…)。
自分が「外国人」だということや、実際に目にする物、それから周囲の人の関心が幅広いお陰で、日々いろいろなことを学んでいます。自分に欠けている物を、少しずつ少しずつ教えてもらっているような気がして、感謝することの多い毎日です。
2008年4月13日
荒木 芳栄 |