2008.June

■フランス情報 mail from France #126

今週の出来事

今週は観光客並みにウロウロし続けた1週間でした。…が、その中から抜粋して…。

●コンテンポラリー・ダンス
19日木曜日の夜、友人に誘われて、パリ市立劇場にコンテンポラリー・ダンスを観に行きました。過去にオペラやバレエは観たことがあるのですが、コンテンポラリー・ダンスを生で観るのは初めて。

パリ市立劇場は「コンテンポラリー・ダンスの殿堂」と呼ばれているそうで、パリ市内のChatelet(シャトレ)と、Abbesses(アベス)の2カ所に劇場があり、観客動員数の多そうな人気のプログラムはシャトレで上演されるのだと友人が言っていました。今回の催し物はアベスの方でしたが、会場に入ってみると、指定された席は最前列のど真ん中。それだけで、とってもうれしくなりました。

そう言えば、パリでは先日まで、メトロの駅の通路等に日本の舞踊団「山海塾」のパリ市立劇場(シャトレ)公演ポスターも貼ってありました。

今回観たコンテンポラリー・ダンスは、舞台の後ろに大きなスクリーンがあり、映像とコンピューター画像を使ったパフォーマンス。私にはとても新鮮で、次の展開が読めない不思議な舞台でした。おまけに、ダンサーの息遣いまで聞こえてくる席で、迫力満点。感動しました!

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●FETE DE LA MUSIQUE (フェット・ドゥ・ラ・ミュージック)
21日土曜日、パリでは恒例のFETE DE LA MUSIQUE(音楽祭)が行われました。1982年から開催され、今年で27年目を迎えると言うこの催し物。名前の通り、街中は様々な音楽で溢れかえります。公園や教会、レストランやカフェなど、あらゆる場所がミュージシャンに開放されるようです。

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私は、今回、友人とオペラ座界隈のマルシェ・サントノレ広場でタンゴを聴きました。19時から始まった演奏は、ヴァイオリン・バンドネオン・ピアノ・コントラバスの入ったオルケスタティビカと呼ばれる本格的なアルゼンチンタンゴ。そんなに長時間聴くつもりではなかったのですが、演奏があまりにも素晴らしく、途中で入った休憩時間に友人と近くのバーにビールを飲みに行き、再び同じ場所に舞い戻ってしまいました。第2部は、ラテンの血なのか、演奏が進むにつれ老若男女次から次へと踊り始め、目の前はタンゴ大会…。そうして音楽祭の夜は更けていったのでした。

2008年6月22日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #125

FETE DES VOISINS

12日の夜7時から、私が住んでいるアパートのホールで、“FETE DES VOISINS(フェット・デ・ヴォアザン)”という、アパート住人の親睦パーティーが行われました。

その日は夕方別の用事もあり、夜9時頃、顔だけだそうとワインを1本携えて帰宅すると、集っていた方々みんな一斉に私の方を見て ”“Et, Voila(ほら、帰ってきた)!”。持ち寄った食べ物や飲み物を囲んでいた住人の皆さんが、温かく迎えて下さいました。

私が住んでいるアパートには、現在33世帯入居しているらしいのですが、そのうち生粋の外国籍の住人は私だけとのこと。自己紹介するまでもなく、全員が私の顔や日本人だと言うことぐらいは知っていました。…が、とりあえず一人一人と握手して自己紹介すると、代わる代わる「ワイン飲む?」、「私が作ったケーキ食べる?」と、矢継ぎ早にグラスや食べ物ののったお皿が目の前に差し出されました。

すでに5年間も住んでいるアパートですが、ようやくどの階にどんな人が住んでいるのか判明。遅れて参加したこともあって、住人の皆さんに取り囲まれ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

盛り上がったパーティーは夜10時半頃にお開き。話してみると本当に素敵な人ばかりだったので、その夜は大家族の中にいるような安心感の中で眠ることが出来ました。

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掲示板に貼ってあった親睦パーティーの案内

「フランス人」というと何となくお高くとまっていて付き合いづらいイメージもあるかもしれませんが、決してそんなことはないと最近実感しています。逆に、他人との距離の取り方がとっても上手な人達だと思うようになりました。

今回の親睦パーティーのお陰で、ますますフランス人が好きになってきたところです。

2008年6月15日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #124

花粉症

パリは、初夏のさわやかな気候になって参りました(ここの所、やや雨天続きですが…)。同時に、この時期は、私にとって恐怖の花粉症の季節でもあります。

外出する時には、ポケットティッシュが必需品。目は取り出して洗いたくなるくらい痒く、おまけに鼻声のような声が続いているので、友人からは「カゼひいてるの?」とよく聞かれます。一過性のものとは言え、軽度ならカゼの方がうんとマシかも…。その上、フランスのポケットティッシュは紙ナプキンのようにゴワゴワなので、丈夫なのはうれしいのですが、花粉症患者にとっては酷なシロモノ。フランスでは、日本のようにマスクをする習慣もないので、外出時にそんな目立つものをする訳にもいかず…。

私の場合は、日本にいた頃も、ブタクサやスギなど数種類の花粉に反応し、程度の差はあったものの、年がら年中花粉症…。パリに来てようやく解放されたと喜んだのも束の間。この時期になると、決まって花粉症の症状が現れます。ただ、植物の種類が違うのか、期間限定になったのが、せめてもの救いでしょうか…。

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ヒマを見つけて、ルーヴル美術館に通っています

フランスでも、日本ほど取り沙汰されていないようですが、花粉症の人が増加の傾向にあるようです。薬局で“Allergie aux Pollens(アレジー・オ・ポレン「花粉症」)”と言うと、花粉症というよりはアレルギー対応薬を渡してくれます。が、フランスの薬はかなり強力なので、アレルギー症状は治まるものの、服用後はかなりボーッとするか、すさまじい眠気に襲われたりします。

日本では、きっと花粉症のピークを越えたことと思います。フランスでは、ここのところ気温が低めの日が続いているものの、日は長くなり、新緑も美しく、「よりによってこんな時期に…」と思いながら、現在花粉症と格闘中です。

2008年6月8日
荒木 芳栄


■フランス情報 mail from France #123

SENLIS(サンリス)

今週は、久々にパリから脱出。友人宅に招待されSENLIS(サンリス)という町に行ってきました。
パリからRER(高速郊外鉄道)で約30分。LA BORNE BLANCHE(ラ・ボルヌ ブランシュ)という無人の駅で下車。友人に駅まで車で迎えに来てもらいました。

始めに、サンリスの近くにあるCHANTILLY(シャンティイ)を観光。ここは日本のガイドブックにも載っている有名な町で、現在「コンデ美術館」となっているシャンティイ城や馬具博物館のある大厩舎があります。

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シャンティイ城の英語版パンフレット

その後向かったサンリス自体は観光地ではないとのことで、町には直接パリからアクセス出来る鉄道なども通っていませんでした。が、17、18世紀の造りが残っている町並は、どちらを向いてもとてもきれい。パリと違った趣でした。

友人宅のお庭で昼食を御馳走になった後、町の中を案内してもらい、夕方頃、パリへの帰路につきました。

日帰りの小旅行でしたが、とても楽しい一日でした。最近、パリにこもりっ放しなので、時間を見つけてもっと外に出てみようと思います。

2008年6月1日
荒木 芳栄