●香港書店事情#06
クリスマスに本を贈る相手は…

これを読む頃にはすっかりクリスマスも終わっていると思いますが、これを書いている今はクリスマスまっさかり。ということで、クリスマス用ギフト本のパンフレットを取り上げてみます。

今回取り上げるパンフレットは、オーストラリア系書店のDymocksのもの。見た目もクリスマスらしくカラフルで、ページ数も28ページと充実の一冊。まさにちょっとした本のガイド本という感じです。何を隠そう、私は面白そうな本を発掘できるこういった本の紹介パンフレットやしおり類が大好き。新刊情報ももちろん楽しみですが、特に今の時期にはその年の人気本が紹介されているので、まだ読んでいない面白そうな本をチェックするにはピッタリなんです。これも、この時期ならではの楽しみですよね。

パンフレットの構成は、クリスマス休暇に読む自分用とギフト用の2部構成。自分用には今年のベストセラーに、フィクションや自伝など部門を分けてのベストセラー、そして現在公開中の映画にちなんだ本なども色々と紹介されています。


ギフト本はターゲットごとに紹介されており、大人向けにはビジネスや料理など目的別のほか、男女別にもそれぞれ本がピックアップされています。そして、自分用・大人のギフト用の本を差し置いて一番ページが割かれているのは、子供向け。読む本、遊ぶ本、学ぶ本がズラリ。子供の年齢別や性別にも色々と本が紹介されています。やはり大人向けのギフト本より子供向けの方が多いのは、大人は本のプレゼントだけでは満足してもらえないからでしょうか。(笑)
大人向け
ビジネス本で、
贈る相手の自己啓発に
新しい料理の
アイデアに
本にハッキリ表れる、
男女の興味の違い

子供向け
9歳より下と9歳以上に
分けてピックアップ
子供も男女で
興味の違いはハッキリ

おまけ。本グッズもありました

結局、このパンフレットで「本を贈る相手」として力を入れているのは、「自分」と「子供達」。クリスマス休暇中にゆっくりと本を広げる、もしくは帰省する飛行機・列車の中や待ち時間に読むために、自分へ。そして、色んな本を読んで情緒豊かに育ってほしい、楽しく本を読んで欲しいという期待と願いを込めて、子供達へ。確かに、それが一番しっくりくるような気がしますね。

クリスマスではないのですが、私は友達から誕生日に何が欲しいかと聞かれた場合は、その人がその時に一番好きな本を一冊送ってもらう様にお願いしています。届くまでのワクワク感や実際にその本を読む楽しさがある上に、本を選んでくれたその人の人柄やその時の状況までもが分かるような気がして、嬉しいからです。自分で買った本とは違い、贈られた本というのはやはり特別。これからクリスマスには、思い出に残るような素敵な本を一冊ずつお願いしていくのもいいかもしれません。

ということで、今回は書店情報のようなそうでないような内容でしたが、来年からはまた書店めぐりもしていきますので、お楽しみに!

2006年12月24日  宮道 伸子