■香港情報 mail from Hong Kong#06
香港で楽しむイギリスの夏の味
香港は暑さも湿気も最高潮で夏真っ盛り!日本も暑いでしょうね。アフターワークに飲む冷たいビールで暑さをしのいでいる人も多いのでは?今回は、イギリス領だった香港で楽しむイギリスの夏の味として、イギリスの夏の風物詩とも言われるカクテル、Pimm's(ピムズ)の話題です。
ご存知の方もいるかもしれませんが、Pimm'sは1840年代(1880年代という話もあり)のイギリスでオイスター・バーの店長ジェームズ・ピムさんによって作られた、ハーブなどが入った甘苦いリキュール。最初に作られて以来、Pimm's原液の作り方は門外不出で、今でもそのレシピを知っているのは世界でたったの6人!うまい宣伝だなぁ〜なんて思いながらも、「世界で6人しか知らないレシピで作られたお酒ってどんな味??」と、やっぱり興味をそそられてしまいますよね。
Pimm's No.1の後にはPimm's No.6まで発表されたそうですが、現在はNo.1とNo.6しかお目にかかることはないようです。ちなみに、No.1はジンベース、No.2はスコッチベース、No.3はブランデーベース、No.4はラムベースNo.5はライベース、そしてNo.6はウォッカベース。体の温まるブランデーベースのNo.3は冬季限定で復活した、なんてこともあったようですね。

私は「イギリスの夏と言えばPimm's!」と聞いたことはあっても、実際に飲んだことはありませんでした。イギリスに滞在していた時はその存在すら知らず、パブで飲む時は軽めのシャンディ・ガフ(シャンディ)ばかり。1、2杯飲んだ後はジュースという事が多い私ですが、今にして思えばせっかく本場で味わう絶好の機会だったのに…本当に惜しいことをしました。
ただ、その存在を知った今でも、バーには行ってもパブに行くこと自体があまりないので、このPimm'sの事などすっかり忘れて過ごしておりました。
ところが先日、台湾から友人が遊びに来た時にPimm's の話をされて思い出し、ようやく初めてPimm'sを飲む機会に恵まれました。初めて飲んだPimm'sは、口当たりが良くて美味しい!カラフルなフルーツで見た目もキレイで、飲めないのにグイグイいってしまう飲みやすさ。この時飲んだのは、一番よくあるPimm's No.1。レモネードなどの甘い炭酸飲料でPimm'sを割り、オレンジ、レモン、イチゴなどのフルーツが入ってました。…が、後で調べてみると、本当の(?)Pimm'sにはミントとキュウリのスライスが入っているものなんだとか。ミントはいいとして、キュウリ入りカクテル…。想像できない味ですが、一体どんな味なんでしょう?案外スイカのような爽やかな味になるらしいんですが…。う〜〜〜ん??
何にしろ、「世界で6人しか知らないレシピ」に「キュウリ入り」、何だかどんどん興味が湧いてくるような飲み物ですね。
もしPimm'sを入手できたら、気軽に家でカクテルを作ってみるのもいいかもしれません。作り方は、氷を入れたグラスにPimm's No.1とレモネード(ジンジャーエールでもOK)を1:3で入れ、スライスしたオレンジ、レモン、リンゴなどのフルーツを加えてかき混ぜる。もちろんキュウリも忘れずに。そしてミントを入れたらできあがり!(だそうです。)
イギリスでは夏のBBQやガーデンパーティの際には、大きなガラスのボウルやピッチャーにドカッと作って飲むんだとか。もっと洗練された大人の味に仕上げたければ、甘いレモネードなどで割る代わりに、シャンパンで割るという飲み方もあるようです。(シャンパンにはさすがにキュウリは入れないでしょうけど…。)
とりあえず今年の夏は本場イギリスでは飲めませんが、イギリスのもらわれっ子(?)だった香港で、このPimm'sを楽しんでみようと思います。日本にあるイギリス式パブでも飲めるのかな?もしあればいつものビールからちょっと趣向を変えて、ぜひ試してみてくださいね。ただ、飲みやすい割には結構強いカクテルみたいなので、楽しくホドホドに!
次回は遅ればせながら、7月に行われて何と68万人もの人を集めた香港ブックフェアの模様をお届け致します。
2006年8月13日
宮道伸子 |