2007.December

■香港情報 mail from Hong Kong#33

またこの時期が…

 またもや師走のこの時期がやってきました。来週はクリスマス、そして再来週はもう年末年始!毎年の事とは分かっていても、やっぱり今年も同じことを思ってしまいます。2007年も早かったなあ〜、と。そんな年末の感慨深さは横においといて、今回は今年のクリスマス風景をお届けしましょう。

 今の香港は、クリスマス一色!いつの間にか街中がクリスマスの光であふれています。暖かいクリスマスに慣れたとはいえ、今年は一段と暖冬の香港。それでも、街にあふれるクリスマスツリーやクリスマス・イルミネーションを見ると冬の寒さを思い出すのは、パブロフの犬のように体があの感覚を思い出すからなんでしょうか。雪を知らない香港人は、綿の雪をどういう風に見ているんでしょうね??

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IFCの巨大ツリーの下では、聖歌隊のキャロルも

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吹き抜けにドンと立つ、ランドマークの巨大クリスマスツリー

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モール内に家を一軒建てて、華やかなクリスマスパーティを再現

 香港には意外に(?)クリスチャンの人が多く、クリスマスをまっとうに過ごす人も少なくありません。(「まっとうに」というのは、パーティ三昧で飲み明かしたり、カップルで過ごすというのではなく、教会に行って家族と過ごす正統派のクリスマス・・・ということです、念のため。)香港で働く西洋人達も、早速今週末から長いクリスマス休暇を取って国へ戻り、家族と過ごすという人が多いようですね。一方、私を含めた周りの日本人は、クリスマス休暇は嬉しいし、クリスマス・イルミネーションも楽しむものの、クリスマスはキリストの事を思う日でもなく、家族で過ごす日でもなく。日本にいた時は別段それをヘンに思うことはありませんでしたが、こうして色んなクリスマスの過ごし方を聞くにつけ、やはり日本人にとってはクリスマスは宗教的な意味合いをほとんど持たない、単なるイベントなんだなあと実感してしまいます。もちろん、(特に若者は)バーやクラブのクリスマス・パーティに繰り出す人もたくさんいますし、キリスト教徒の人でも「クリスマスは食べて飲んで寝るだけ!」って人もいますけどね。

毎年クリスマス・イルミネーションでにぎわう市庁舎前

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毎年飾りの違う市庁舎前のツリー。
今年は正統派の飾り付け
市庁舎前の巨大ツリーは今年はなく、代わりにこのモダンなツリーが。

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キリスト誕生シーン

  そんな中、レストランは豪華なクリスマス・ランチやディナーコースを打ち出し、宣伝合戦の真っ最中。老舗のマンダリン・オリエンタルやペニンシュラくらいのクラスになると、バッチリ正装して2〜5万のコースを頂くんだとか。ちなみに、マンダリンはフォアグラ、トロ、牡蠣にスモークサーモンから始まるフルコース。シメはスティルトン・ブルーチーズ&チーズケーキに、マンゴー&チョコムース、そしてナツメヤシ&熟成ラム酒のスフレのデザート3コースだそうです。ペニンシュラは、ロースト・ターキーやクリスマス・プディングなど、もっと伝統的なクリスマス・メニューのよう。いずれにしても、美味しそうですね!

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ビクトリア・ピークと言えばこのレストラン、太平山。
煙突にサンタを乗せて冬化粧したこのお店でも、
きっと美味しいクリスマスを楽しめるハズ

 ということで、クリスマスの楽しい雰囲気を少し味わって頂けたでしょうか?少し早いですが、今年の香港情報はこれが最後となります。クリスマスが済むと、あっという間に新年、干支の一番初めのねずみ年。個人的には心機一転、何かが新しく始まる年になりそうで今から楽しみなんです。残りわずかな今年を、いい形で来年につなげたいなと思ってます。
それでは皆様、楽しいクリスマス&年末年始をお過ごしください!

2007年12月16日
宮道伸子


■香港情報 mail from Hong Kong#32

冬といえば…

 最近朝晩ようやく寒さを感じるようになってきた香港。街にはクリスマスムードも漂ってきて、ようやく冬を実感し始めました。冬といえば、やっぱり鍋。今回は、香港の冬に人気のあったか〜い食べ物、火鍋をご紹介致しましょう。

 「火鍋」とは、要は日本でもおなじみの「鍋」。こちらの火鍋には鍋の中にしきりがあって、2種類のスープを楽しめるようになっています。あっさり野菜スープに、スパイシーなチリ・スープ、さっぱりしたトマトスープなど何種類かあるスープの中から選ぶのですが、こちらで人気のスープは、チリ・スープとトマトスープ。どちらも日本では鍋のスープとしてはありえないチョイスですが、これがなかなか美味しいんです。

火鍋の写真
どちらも真っ赤!チリ・スープとトマトスープ

 ちなみに私の好きなスープは、トマトスープ。初めて火鍋を食べた時にトマトスープ・デビューをしたんですが、最初は「なんで鍋にトマトスープを!」と、実は食べる気がしなかったんです。でも、その時の鍋の中はトマトとチリ・スープ。私は辛いものが苦手なので、美味しいながらもチリ・スープの辛さに耐えられず、結局トマトスープばかりで食べることに。そしたら、これが意外に美味しい!日本の鍋の感覚からは遠く外れていますが、トマトのさっぱりした酸味と甘みが、香港のバラエティ豊かな鍋の具にマッチして、目からウロコの美味しさでした。やはり、何事もとりあえずは試してみるものですね。

火鍋薬味の写真
このお店では、香菜・大豆・チリ・ピーナッツなどが入ったお椀に、
スープと具を入れて頂きます

 鍋の具は、お好みで。・・・と言っても、日本の鍋よりかなりバラエティに富んだ具が並ぶのが香港風。肉、海老、レタス、コーン、湯葉、餃子、生根(丸い揚げ)、イカ団子、豆腐など、何でも好きなものをとにかく入れるんです。日本のように、「今日は○○鍋!」なんてテーマ(?)はありません。鍋というより、ごった煮というところでしょうか。大勢で鍋を囲んで好きなものを好きなように入れて、とにかく煮る!食べる!そう、何でもいいからとにかく鍋に突っ込んで、皆で楽しく美味しく食べてお腹いっぱい!というのが香港風の鍋なんです。

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鍋の周りに具を並べるまでは
美しいんですが…
鍋が始まると、とにかく何でも鍋に
放り込む!見た目の美しさなんて
どうでもいいのが香港式(?)
 
 鍋の具で私のおススメは、コーン、海老餃子、生根。何でも美味しいんですが(不思議と、鍋にすると何でも美味しいですよね)、この三つが私の火鍋の定番。生根はボールのような丸い油揚げで、煮えるとスープの旨みをたっぷり吸って小さくなるんです。これがまた何とも美味しくて。日本では油揚げで代用できるかな?シャキシャキ感がそこはかとなく残るレタスも美味しいんですよ。


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どれも美味しい具ですが、
やっぱりコーンが一番!
スープが煮詰まったら、
でっかいヤカンで
足してくれます

そして、何といっても鍋のシメは「ごはんでおじや」ではなく、ラーメンです!(しかも、インスタントの麺。)スープの旨みがギュッと詰まった濃い目のトマトスープでラーメンを食べると、インスタント麺とは思えぬ美味しさです。(もちろん、袋ラーメンに付いてくる粉末スープは入れません。)

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旨みが詰まったスープでラーメン。思わず「ウマイ!」と唸ること必至

 香港の火鍋にすっかり慣れてしまったのかもしれませんが、日本の鍋でコーンやレタスを入れても絶対イケると思いますよ!シメはもちろん、ラーメンで。 これからの鍋の季節、ちょっと趣向を変えて、香港式火鍋風鍋なんぞいかがでしょうか?

2007年12月2日
宮道伸子