■香港情報 mail from Hong Kong#23
冷房大好き香港人
先週の日曜から、また風邪で倒れてしまいました…。香港に来てからというもの、一旦風邪を引くとイヤでも寝込む事が多くなり、本当にウンザリしてしまいます。日本にいた頃はこんなにヤワではなかったはずなのに、アッサリ香港風邪にやられてしまう自分が歯がゆいばかり。友人も先日から同じく風邪で寝込んでいますが、今の時期の香港は体調を崩す人が本当に多いです。外はうだるような暑さなのに、室内は有無を言わさず冷房がガンガン。そのせいで、段々と体内の温度調節機能がおかしくなってしまうようですね。
それでも、香港人は冷房でキンキンに冷えた空気が大好き。冷たい空気は気持ちよくてキレイだから、とバスやMTR、ショッピングモールはもちろん、オフィスの中まで鳥肌が立つくらい冷房が効いています。乗り物やショッピングモールなら少しの間我慢をすればいいだけなのですが、オフィスだと8時間はそんな寒〜い冷房の中で過ごさなくてはなりません。特に、今の時期はスコールの様な雨が降ることが多く、傘をさしていても役に立たないことがたびたび。すごい雨の中を濡れながら出勤し、やっとオフィスに入ると、今度はその濡れた服のまま冷房で急速に冷やされる…これで風邪を引かないはずはないでしょう??
それなのに。香港人のなんと元気なことか!オフィスの中でバタバタと風邪に倒れるのは、大抵外国人。倒れなくても、咳をしたり鼻をグズグズ言わせているのは、やっぱり外国人。香港人は至って元気、相も変わらずオフィスのかなり低い室温の中、机の上に小さな扇風機までブンブン回して涼んでいます。何なんでしょう、この差は…。彼らにとっては生まれ育った土地の気候とは言え、外国人にはない免疫でもあるんでしょうか。本当に、同じ条件化なのにどうして彼らがあまり風邪を引かないんだろう、といつも不思議でたまりません。
私はある時、ついにオフィスの寒さに我慢の限界を感じ、周りの席の人の了承を得た上でたくさん作動している内の冷房の一つ、自分のデスクがあるエリアの冷房を切りました。(この一つを消したところで、他の冷房がガンガン効いているので暑くはなりません。)でも、1時間後には他のエリアの香港人がさり気なく冷房をつけて元の木阿弥。しかも、温度調節ダイヤルは限りなく0に設定されています。それで、今度は消さずに室温を20度くらいに設定し直すと、また1時間後には15度以下に設定されています。これを連日繰り返し、とうとう私が風邪で倒れた時に初めて、少し高めの18度くらいに設定されていました。(笑)この微妙な温度に気遣いを感じましたが、それでも寒いものは寒い!今でもお互いの快適温度を求めて、オフィスの中で静かながら熱い闘いを繰り広げているところです。
ただ、初めて冷房を切った時に、「実は自分も寒いと思っていた」とか「切ってくれて良かった」と言う香港人もいてビックリ。同胞の冷房好きを知りすぎるが故に(?)、室内温度調節ダイヤルには手が伸びなかったようで…。な〜んだ、やっぱり香港人も寒いんだ。彼らも人間だったか、と何となく安心した私でありました。でも、寒いと言う香港人も冷房風邪を引かないのはなぜだろう…いつか健康の秘訣でも聞いてみようと思います。
2007年 6月10日
宮道伸子 |