2008.October

■香港情報 mail from Hong Kong#48

国際都市香港の国際交流

 土曜日、インド人の友達がディワリ・ディナーに招待してくれました。香港に来てインド人の友達ができるまで知らなかったのですが、ディワリとはインドの重要な行事の一つでヒンドゥー教の新年なんだとか。そして、「光の祭典」という意味なんだそうです。今年のディワリの日は正確にはいつなのか聞くのを忘れてしまいましたが、ディワリの日には新しい服に身を包み、キャンドル・ライトや家の明かりを煌々とつけてお祝いするんだそうですよ。

 私の友人は香港生まれのアメリカ育ち、ご家族もシンガポールにいるという環境のせいか、かなり国際的なインド人女性。サリーを着たのは今までに一度か二度だけ、そして仕事と別に自分のビジネスもやっている、知的で現代的なビジネス・ウーマン。そのせいか、ディナーは特にインド料理にこだわることもなく、きらめく夜景が見えるオープンエアのイタリアン・レストランでのディナーとなりました。(夜景の輝きを見ながらのディナーだったので、これもある意味ディワリにピッタリでした!)典型的なインド人女性像とはかけ離れた彼女ですが、彼女を通じて今まで知らなかったインド文化を知ることも多いです。彼女としては特に「インド」を意識している訳ではないのですが、やっぱり他の国の人間から見るとその「インドらしさ」がよく分かります。こういった異文化を自然に身近で学べるところに、あらためて香港は国際都市だなあと感じます。

 ご存知の通り、香港には様々な国籍の人が暮らしており、香港人や日本人以外の私の友人を挙げてみても、スペイン人、イギリス人、アメリカ人(これも〜系アメリカ人で各種)、チリ人、フランス系カナダ人、ベルギー人、そしてインド人等など、かなり国際色豊か。知らず知らずの内に彼らを通じて彼らの国を見ているのですが、逆に言うと、彼らは私を通じて日本という国を見ているわけで・・・。私はいつも「日本」という看板を掲げて生きているわけではないし、国籍を言わずに話していると国籍不明と思われることが多いのですが、それでも一度「日本人です」と言った瞬間から、私の何気ない言動から日本という国を見られている。私がどういう人間であろうと、私が典型的なインド人とはかけ離れているインド人の友人を通してインドを見ている様に、彼らは私を通して日本という国を見ている。そう思うと、今更ですが私が彼らにとっての日本の窓というか、「日本代表」なんですね。何だかおこがましいというか、不思議な気がします。

 それぞれの国を代表した友人達が集まり、ディワリのキャンドル・ライトが灯ったテーブルを囲んで食事をしたり、おしゃべりしたり。何でもない風景の中で色んな価値観を分かち合い、知らず知らずに小さな国際交流ができるのが国際都市のいいところ。色んな人がいる香港は疲れる時もありますが、こんな楽しい時間を過ごした後には「やっぱり香港にいて良かったなあ」、とあらためて感じる私です。

2008年10月26日
宮道伸子


■香港情報 mail from Hong Kong#47

秋の雨に芽生えた意識

 今年の香港は、どうも台風の当たり年の様な気がします。8月に大型台風が2度も直撃するなんて、今までになかったこと。しかも、10月にもなれば、そろそろ雨の少ない時期に突入しても良さそうなものなのに、今週末も台風(すでに熱帯低気圧になっていますが)の影響で、雨。天候に影響されてはいかんと思いつつも、やっぱり雨が続くとどうも心も体もシャッキリしなくて困ったものです。

 雨の週末は大体読書や映画で過ごすのですが、たまには気分転換を兼ねて何か自分にいいことをしようと、プロヴァンスの香り漂うL'occitaneのスパでフェイシャル・トリートメントを受けてきました。(L'occitaneのフェイシャルは日本ではまだ登場していないそうですね。気持ち良かったですよ!)私はここの製品を使うのは初めてだったのですが、終わったらお肌がツルッツルのピカッピカ!日頃適当にしか手入れをしていなかった分、かなり効いたようです。(笑)
そしてトリートメントを受けながらおしゃべりをしていた時に言われたのが、「中国では、『女性の中に醜い女性はいない』って言うんですよ。いるのは、美人か面倒くさがりの女性だけ」。美人の上にきちんとお手入れしている女性に言われたこの言葉も、かなり効きました…。(笑)今後はせめて今のツルツルをキープできるよう、こまめにお手入れする所存です!素材はどうあれ、どうせならやっぱりキレイなお肌でいたいですからね。

 そしてたまたま心に決めたお肌のお手入れだけでなく、今年の雨の多さで改めて考えさせられたのが自分の健康のこと。なんだか心身共にシャッキリしないおかげで、今まで苦そうなにおいや亀コワイ!の一念でひたすら口にしなかった亀ゼリーや薬草茶を、香港6年目にして初めて飲んでみようかな、と思い始めたところ。香港の街角のあちこちにある亀ゼリーや薬草茶のスタンドで、香港人はよくフラリと立ち寄っては薬草茶をグイッと一気飲みしたり、真っ黒なゼリーを黙々と食べていたりするんですが、私にはあまりに敷居が高く…。でも、そろそろその考えを改め、「郷に入れば郷に従え」で香港風の健康法を取り入れてみようかと。きっと香港ではその方が効きそうですからね。(でも、亀エキスたっぷりの亀ゼリーを口にするのはやっぱりコワイ…。緊張の亀ゼリー・デビューについては、またあらためて書かせて頂くかもしれません。)

 こんな風に美容だの健康だのと色々自分にテコ入れをしようという意識が芽生えたのも、言ってみればこの初秋の雨のおかげ。自分の体の事に目を向けさせてくれたという点では、雨に感謝すべきなのかも。とりあえず、この美容・健康への意識が一時的な思いつきにならないよう、継続して頑張ります。
皆様も季節の変わり目、ご自愛くださいね。

2008年10月5日
宮道伸子