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〜 ハートとの架け橋に、本も活躍 〜
IL TEMPIO DELLE FATE
Viale Gramsci, 162 41100 MODENA, ITALIA
TEL/FAX: 059 482 3688
今回のリポートは、ごく少量の専門書を扱う、イタリアらしいスペシャリストの店である。
読者の方々には雰囲気を味わいながら、このレポートを読んでいただこう。
モデナの下町、グラムシ通りを歩いていると、オレンジ色のカーテンが眼に止まった。12月の空気がキーンと張り詰める中、グレーな冬の下町に暖かみを添えていた。

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近寄ってウインドウを見ると、妖精や小人の像に、専門書の本棚とナチュラルコスメ。おや?どこかで見たことが・・・。ここは以前「風変わりな書物を扱う」と書店訪問の候補にとメモをしたのがその後、移転で行方が分からなくなった店だったのだ。 |
風変わりもそのはず。ここは、ヒーリングなどのセラピー分野を専門とするショップ。
名前は、「イル・テンピォ・デッレ・ファーテ」。訳して、「妖精の殿堂」という店だ。店内は吟味された専門書の他に小物販売も行い、セラピールームも設けている。
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案内して頂いたマリネーラさんが言われる通り、この様な分野の専門店は、モデナ市内ここを含めて2軒のみ。書籍を扱うことが第一の目的ではないが、店の目的を大きく支えているのも事実。しかし、ごく少量だが専門書だけを扱う、イタリアらしいケースとして書店事情へ取り上げる事に決めたのだ。 |
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店内は、3つの空間に分割。入り口は、ナチュラルコスメ等の用品販売。中央の間は、専門書の棚。そして、一番奥の間がセラピールーム。前に触れた通り、移転前の店は専門書と小物販売のみだったが、各種セラピーがどんな物かを伝えるだけの力に限界を感じ、新店舗にてセラピーを行う場所の設置を実現させたという。 |
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書物に限り話を進めると、マリネーラさん達の目で扱う専門書を選び、他書店では見つからない専門書を求めに来る人々も多いとか。購入年齢層も、妖精などファンタジー世界の書物は10代の女の子達に支持され、年齢が進むにつれ、より精神世界への深いテーマを求める傾向があるというのだから、人間は面白い・・・。また、どうしても見つからないテーマの場合は探す相談にも乗り、近年では人々の紹介などを経て、男性の書籍購入者も増えているのだという。 |
奥のセラピールームにて受けられる療法は、リフレクソロジー、クロマセラピー、アウラソーマなど。完全予約制で、岩塩ランプの光が灯る室内は、飽きることない美しさ。
一方、見本市のエントランスには、掲示板がある。ここはイラストレーター達が自由に作品の広告宣伝を出来る場所。誰もが有効に利用をしようと、ものすごい作品アピールの数がある。大きさとして、B5〜ハガキ大程度の物だろうか。
最後にマリネーラさんが話してくれたメッセージは、
「幸せを感じるには、無駄を除いて心の声を聞いたら、実は簡単なはず。でも、現代人はセラピーを受けても複雑でしょう?そんな時にこそ本に書かれた言葉と一緒に、心の声と向かい合って欲しいと考えるの」
今回の風変わりレポート、純粋な書店レポートではないもの、お仕事中の皆さまの「ほっと一息」への貢献が出来たらと願う次第である。
2007年12月11日
Text & Photo by 福井エリナ
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