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〜 横丁の情報生活を支える − イタリア雑誌販売事情 〜
エディコラ ギドーニ・ファウスタ Edicola Ghidoni Fausta
Viale Gramsci, 131 41100 MODENA
前回の書店情報の中で少し、イタリアの印刷物販売形式について触れた。
そのため今回は引き続き、このテーマを雑誌販売の視点からレポートしてみたいと思う。

↑店の外観。“Gazzetta di Modena”
ガゼッタ ディ モデナは全国新聞誌の地域版。
イタリアを旅された方は記憶にも残っているだろうが、町の人通りの良い所にEdicola(エディコラ)と呼ばれる雑誌・新聞販売店があり、どこもずらりと並べられた雑誌や新聞が売られている。
そのため「書店」と名づく店には雑誌の取り扱いを見かけない。
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今回ご紹介をするEdicola Ghidoni(雑誌・新聞販売店 ギドーニ)は、モデナに戦後から存在する横丁に存在する。横丁の名前はグラムシ通り。約1キロのなか、食料品店、薬局、美容室、などが並び、生活に便利な通りだ。そして天気の良い日には木陰の効果もあり、おじいさん、おばあさん達の井戸端会議が花咲く、にぎやかな通りでもある。 |
↑グラムシ通り |
そんな活気がある横丁、ギドーニには毎日、雑誌・新聞を求める人が絶えずにやって来る。営業時間は月−土、午前5時より午後8時まで。日曜日は、他の雑誌・新聞店と交代制で営業。もちろん早朝からの営業、ご夫婦2人で交代しながら店の切り盛りをされている。 |
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| 店頭には雑誌・新聞店の特徴でもある、見出し看板が。雑誌であれば最新号のポスター、新聞ならば今日の一面タイトル、といった具合だ。これらが |
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店頭にペタペタと貼り付けてある。
店への入り口は横丁らしい手作り。リボンのすだれが町の暖かさを感じさせてくれる。
きっと、このあざやかさが小さなお客様に好評で、大人のお客様には親しみを与えるのだろう。 |
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↑カウンター前に並ぶ売れ筋 |
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↑雑誌を買って、楽しいお話のひととき |
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店内は広さ6畳もないかもしれない。非常に小さいスペースに雑誌類がびっしりと並べられ、支払いカウンターが1つあるのみ。他のお客さんとすれ違うには一声かけないと、足をつまずきそうだ。
雑誌類はある程度分類別に分けられているが、売れ筋だけはカウンター正面に並べられる配置。また、少しであるが辞書、地図、ベストセラー図書も扱われており、印刷物以外の取り扱いは、テレホンカード、バス回数券、幼児のおもちゃ、も揃っている。 |
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↑ベストセラー書も取り扱い
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↑台が低いこちら、小さなお客様コーナー |
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| ご主人のグラッツィアーノさんにお話を伺ったところ、店がある一帯はファミリー、高齢者が多いため、週刊誌が年間通し一番の売れ筋だそう。 |
そして、最近の売れ筋ニューフェイスはなんと、サッカーW杯イタリア代表商品。イタリアが優勝を決めてから、付録のイタリア代表ポスターが付いた雑誌・新聞が今でも売れ続いているそうだ。
そしてご自身のお仕事については、朝が早く休みが少ないが、売り物を手渡し出来る仕事をし、常に人に接することが楽しい、と話してくれた。 |
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イタリアでも、パソコンで情報を得る人々は増えてきたが、それでも印刷物の新聞と雑誌の存在力には叶わない。ご夫婦でグラムシ通り一帯の人々に長くから接し、横丁の変化、世代の変化も目にされているだろう。お2人、これからもお体に気をつけて、横丁の情報生活を支えてもらいたいと思う。
2006年7月25日
Photo & text by 福井エリナ |
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