長靴の形をした半島からして、個性的な国土であるイタリア。
その中には想像を超えてしまう地方色や、風土がぎっしりと詰まっています。

地中海沿いは、トスカーナ州とリグーリア州の境に位置するカラーラ。海側を眺めると、派手すぎでもないビーチサイドが広がり、夏にはヨットの行き交いも。一方、今まで背中を向けていた方に視線を向けると、太陽光で雪のような輝きを放つ山脈がそそり立っているのです。

頂上に雪を蓄えているかのような白さ、それは全て大理石。つまり、大理石で構成された山なのです。その山に向かって車を走らせると、赤信号を待つ前の車は採石ダンプカー、大理石産地の雰囲気が色濃くなっていきました。
ダンプカーは採石場へ、私たちはコロンナーナ村の標識に従い、細くて傾斜のある山道を不安げに進みます。山の間からは大理石を割るためか、ダイナマイト風な音が「ダーン」と響き、日没と標高が進むにつれて気温は急激に下がっていきます。こんな山奥に村が本当にあるのだろうか…と。

いよいよ道も車1台程しか通れない細さになると、ポンとはじき出されたように到着したのは、村の広場。ここが「コロンナータ産のラルド」と言えば、イタリア中が口の中を唾液でいっぱいするコロンナータ村なのです。
村の周りを囲む白い山脈は、ミケランジェロの作品も産んだ大理石。彼自身が現地に向かい、大理石の吟味をしたと言われています。そして、ダビデ像の大理石はこの地から出発をしていったのでした…
引き続きは、次回までお楽しみに。
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