先日は友人に誘われて、写真展示会のお披露目に参加をしてきました。
彼女が電話口で言った言葉は、「日本の有名な、お魚の市場がテーマなのだって。私はどこか知らないのだけれど。」
有名な魚市場、というと築地ではないだろうかと想像しながら、車を走らせました。展示場へ到着すると日はすでに暮れはじめ、お披露目パーティーが始まったところ。皆さん、手に軽い飲み物を手に魚市場をテーマにした写真を鑑賞し始めています。
私もひしめく人々をかき分けて、その写真を見て周りました。
市場ですでに競り落とされたとみられるマグロの写真、イタリアでは見かけない鮮やかな色のエビ、一夜干しにされているイカやヒラメの様な魚など。私たちが普段、日本の食卓で口にしている物が、外国の方には実に不思議な食べ物であることがひしひしと伝わる作品群でした。周りのイタリアの方の反応も、「このマグロの光景はテレビでも流れていたよ」など、興味を刺激されているようです。
展示をされた写真家エルネスト・トゥリオヂさんにお尋ねしたところ、書道の研修旅行で1ヶ月日本に滞在し、その間に築地や清水港を周られたということ。書道など、日本の芸術には礼儀作法が欠かせなく、それが無駄のない美しさを創り出している、と日本の魅力についてもお話していただけました。
そして、写真をぐるりと見終わった後、飲み物を取りに行こうとテーブルに近づいた時。知らないうちに、お寿司が登場していました。なんと粋な演出でしょう。
マグロ、タコなどの寿司に、鉄火巻やカニカマ巻きも登場。
私も少し頂きましたが、そのうちに「どの味がイタリアの人々に人気があるのだろう」と興味心が湧いてきました。観察をしていると、まずはマグロのお寿司の数が少なくなりました。タコに比べ、ネタの色からもお寿司らしい外見なのでしょう。
一方、なかなか数の減らなかったお寿司は、鉄火巻。
黒い海苔が巻いてある姿や、磯の香りが好めない方が多いのでしょうね。
この晩、イタリアの地で日本の魚の写真を鑑賞し、お寿司にも出会うという、
なんとも面白い時間を過ごすことが出来ました。
West Village Gallery “Uomo dei pesci” by Ernesto Tuliozi
http://www.wvg.it/
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