2007.August

■イタリア情報 mail from Italy #38
〜 携帯電話 〜

充電しておいたのに、充電されていない…。
この瞬間から、携帯の異常事態が発覚。使い始めてから約4年、翌年になったら正常に動いていても、新しい携帯に変えようと、決めていた矢先でした。
週末の間、次の携帯のまずは形を選び、製品情報を読み、価格帯も調べて…。
そこで、ちょうど良い機会ですから、イタリアの携帯電話事情についてご紹介しましょう。

−3年、使うためには?−
一度購入した機種を、3年以上使える秘密は、バッテリーの普及にあります。
運が良ければ純正バッテリー、大抵は社外品の物がどこの携帯ショップ、大型販売店に取り扱いがあり。今使っているバッテリーの持ちが悪いなと思ったら、新しいバッテリーに変えれば良い仕組みなのです。

−さて、何を選ぼうか−
イタリアおよび欧州は、通信用のカード(SIMカード)と携帯電話が別となって、販売。
新規利用者向けに通信キャリアが出す「カード+携帯」の格安パックもありますが、SIMブロック付きなどの不自由さも。そこで、SIMカード所持者が選ぶのは、白ロム機種。この中でも、キャリア独自の高速通信、限定色モデル等と、そうでない物と分かれ、価格に違いはありません。が、もう選択枠がたくさん・・・。

−じゃあ、機種はどうする−
どのSIMカードでも使える白ロム機種を探すと決めたら、次は機種。
イタリアで販売される携帯電話メーカー、数えただけでも、10社はあり。ここから、自分のスタイルに合わせ、お目当ての機種選び。これだけ多く存在するため、各メーカー、メニューやショートメッセージ入力方式もさまざまらしく、ユーザーコメントを扱うサイトも素晴らしい?充実さ。購入前の、参考に出来ますヨ。

ちなみに、イタリアでは付属品、純正部品が手に入るメーカーが人気。デザインタイプは、ストレート型が常に支持あり。しかし、広告宣伝の手法によっても、好みが随分左右されるよう。
実に、こんな流れで、イタリアの人々は機種選びに悩みます・・・。

−イタリア流ショートメッセージ術−
以前の携帯電話は長いメッセージの送受信が出来ませんでした。そこで、この略語メッセージ術が生み出され、普及したのです。

略語の例:
Ki di voi esce stasera? Xche’ la ns auto ha 4 posti. Cmq mi fai sapere + tardi?

伊語の例(同じ内容):
Chi di voi esce stasera? Perche’ la nostra auto ha 4 posti. Communque mi fai sapere piu’ tardi?

(和訳: 今夜、誰来る?私たちの車、4人乗りだから。また後で教えてくれる?)

ちょっと暗号風なメッセージ。他の言語でも略語法は存在するのでしょうか。
(フランス、香港はどうですか?) これも、メッセージ送受信に熱心な若者層から生まれた技。
携帯だからこその新文化、事情、これからイタリアでも増えていく予感がします。

2007年8月28日
Text by福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #37
〜 くつろぎ、山のバカンス 〜

山間の小さな町を訪ねると、気分が新鮮になり、風景のやさしい色調に目が引き付けられることがあります。不思議ですね。

今回は、先日に足を運んだカステルノーヴォ・ネ・モンティ(奇石がある町です)の町並みが夏らしく彩られていた風景をお伝えしたいと思います。

この町、広域人口は1万人ほどだそうですが、夏と冬ではその賑わいに大きな差があります。

暗く寒い冬は道路がガッチリ凍結しても、夏は自然に溢れた避暑地。人で溢れる季節、町中心部では毎週末、お祭りやイベントが開催され、大人も子供もこぞって参加。この町に住んでいる友人によると、もうすでに地元料理イベント、ビール祭り、詰め物パスタのお祭りが盛大に行われ、毎回とても美味しく夕食を食べて来たとか。

そして、私たちが友人の案内で町散策に行った時も、古物市が開催中。

屋台を覗いてみると…、エスニックなドレスや、おばあちゃんが身に着けていたような、可愛らしいネックレスが。箱の中を見ると、パンタロンにぴったりな60年代の大きなサングラス、古いレコード盤など、懐かしい物ばかり。しかも、各屋台もディスプレイが上手く、ちょっと覗き込むだけでも「どれどれ」と、楽しいものです。


古い町並みを奥へ進むと、旗で飾られた憩いの場や、やさしいピンク色の外壁に、ゼラニウムが見事満開なお家など、目を退屈にさせることなし。

この土地、冬の間は厳しい寒さが続くのでしょうが、町の至る所に花が溢れ、蔦が這い、色彩が鮮やかなこと。一方、芝の手入れがされたお家の木々に目をやると、リンゴや洋梨の若い実がたわわに実っており、季節感がいっぱい。
どこを見ても季節を教えてくれる光景ばかりで、1日の終わりにはとても豊かな気持ちになっていました。
これこそ、
自然の力なの
でしょうね。

2007年8月21日
Text & photo by福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #36
〜 猫のイタリアン 〜

久々に日本帰省をした際、思わぬ物で「ここは日本なのだ、違う。」と、実感をする時があります。例えば、何かと便利な駅ビル、女性が歩くヒール音、きっちり真っ直ぐに停車された、駐車場のクルマたち…。
その中でも、意外なものが「動物たちの食べ物」です。
ホームセンターで「和風かつおぶし入り」を見た際、猫も和食なのだと、驚くのは変ですが、改めて驚いてしまいました。

そこで、今回はその逆をお送りしたいと思います。
イタリアの猫は、何のキャットフードを食べているのか。まず、どのネコ缶も、何かのお肉がベースになっているのは、変わりがありません。
私が眼にした、ある飼い猫のネコ缶ストックを見ていただきましょう。

 * 魚(魚ミックス、サーモン味などの種類あり)
 * 牛
 * 鶏肉
 * 七面鳥
 * うさぎ
 * ジビエの混ぜ合わせ

いかがでしょうか。
そのお肉だけのパテ状フードもありますが、中に野菜が混ぜてあり、バランス食になる、ヘルシー缶もあります。しかし、オーソドックスなネコ缶に、うさぎ・七面鳥・ジビエがあるのが、実にイタリア風。またこの画像内にありませんが、味付けの中にハムが入ったネコ缶、猫たちが喜んで食べるとか。その他、栄養を付けるために、レバーを食べされる習慣もあり。これがいわゆる、街に住む庶民ネコの食事情です。

一方、グルメ派ネコさんには、上品なゼリー状に形成され、人間も「豪華じゃないか」と思うほどの、シーフード・テリーヌも販売されています。店頭での取り扱いは少ないようですが、こちらの商品、テレビCMは毛並み良いロシアン・グレーさんが熱演をされていました。

夏、暑くて私たち人間も、食が細くなりがちです。
野菜や果物で賢く乗り切りましょう。

2007年7月29日
Text & photo by福井エリナ