2007.December

■イタリア情報 mail from Italy #48
〜 へぇー、こんな物もあるのだ No.02:ピクトグラム編 〜

2007年最後のメールトピックスとなりました。
皆さんの1年はいかがでしたか。私の1年は、一粒の種からどんどん花が増えていく、こんな豊かな気持ちで12月を迎えることが出来、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、今回も懲りずに「見かけない物」を発見です。
ある日、主人のオフィスにDMで届いていた保安用具カタログ、ペラペラと見たところ妙に面白く、1ページごと舐めるよう眺めてしまいました。理由はピクトグラム。世界的有名度では「非常口」が横綱ですが、こう見ると限りなくあるようですね。

まずは、人間の危険を伝える警告ピクトグラムから。

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左から「落下注意」、「躓き注意」、「転倒注意」。この中でも、絵になった躓き注意は珍しいかもしれませんね。

次に、要求ピクトグラム
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左から「保護メガネ着用」、「安全ヘルメット着用」、「イヤーパッド着用」、「ガスマスク着用」。ふむふむ、どれを見ても分かります。
では、次はどうでしょうか・・・。

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左から「ヘアキャップ着用」、「マスク着用」、「耳及び目の保護」、「頭部及び気管支の保護」。後者2看板、じーっと見てこそ分かる要求ですが、一度に2つの要求をする看板があるんですね。上段の看板と比較していると、間違い探しみたいです。

そして最後にこの2つ
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明らか・・・。ジェラート飲食禁止と、フライドポテト飲食禁止。
忘年会、新年会シーズンを控えたダイエットではなく、ローマのスペイン階段と同じ理由で、施設や床等をきれいに保つためですが、「ピクトグラムが存在する!」と目が点になりました。

それでは、2007年あと残り数日、お気をつけてお過ごしくださいね。
そしてこのメールトピックスfrom Italyを1年間ご愛読いただき、ありがとうございました。2008年、皆さまへ素晴らしい年となりますよう、願っております。良いお正月を!

2007年12月25日
Text by 福井エリナ

※今回のピクトグラムはSETONイタリアサイト及びカタログよりお借りしました。


■イタリア情報 mail from Italy #47
〜 錯覚系!サンタクロース・コレクション2007 〜

さて、12月もあと少しで終わり。

イタリアでは先日、長距離トラック運転手の約72時間に渡る全国的なストライキがあり、この「冬の乱」は誰も陸送に頼るイタリア流通体制に震え上がりました。実際、ガソリンなどの燃料、生鮮品・パンが小売店までに運ばれなくなり、普段クルマで自由に行動出来る身や、口にするサラダの緑野菜がどんなに貴重な事であるのか、思い示された3日間でした。
トラックが来ないから、パン入荷もなし!

本題に入り、クリスマスが近くなった今、街も赤や緑でどこもシック。モデナ旧市街も、今年はイルミネーションの電飾がLEDに変わるなど、時代に合わせた良い傾向もあります。一方、住宅街はどうなのでしょうか。
LEDの光になった、モデナのイルミネーション

街と同じく、住宅もイルミネーションで包まれるかと思えば、意外と意外。電気代という現実もあってか、近年は「錯覚系サンタクロース」の出没率が高いのです。この流行なサンタさんを探しに、住宅地の約1キロに及ぶ道を2本ざっと歩いてみた訳ですが、いました、いました。こんなにたくさん!
(注:撮影出来ないような小さな物も含めると、もっといましたよ!)

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足元注目!スキー板です

写真 手乗りサイズのサンタさんであれば、お人形と一瞬で判断可能。しかし1メートル級になると、遠方からでは「えっ、壁に誰かよじ登っている?!」と錯覚を起こすのですね。私では運転中や、考えながら歩いている時に「はっ!」と。

この外壁に引っ掛ける方法、最近のブームなのですが、去年は
「お巡りさん、向かいの家にサンタの格好した人が外壁を登っておるけど、ドロボウと違うやろか。見に来て頂戴」
なんていう通報があったとか。街によっては、あまりにお年寄りがびっくりされるため、条令を出したところもあるそうですよ。

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おもちゃ屋さんにて大人気(?) 販売中!

それでは皆さんも年に一度、楽しいクリスマスをお迎えください。

2007年12月18日
Text & Photo by 福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #46
〜 12月になったけれど 〜

2007年も、終わりの月。街もクリスマスの準備を始めつつ、買い物をする人々は、プレゼント探し。

記録を残すユーロ高、原油高騰、サブプライムローン影響・・・。価格に値する品質と価値であるが売り傾向が強かったイタリアでは、見えない何かが現実に変化を与えています。土地が高いとされたモデナの地にもこの先、何らかの変化が起きるでしょうし、つい先日も、イタリアで就労している外国人は、滞在許可証のオンライン申請が可能となり、急速な多国籍化の象徴とも言えるでしょう。ところが、こんな現状でイタリア社会が全体的に困惑をしていても、高額商品への人気は高いままと言われますから、これも他と差を求める豊かな現代社会の象徴なのでしょう。

引き続き、話を進めてもなんですから、ほんの小さな事だけど、嬉しくなった話を書きたいと思います。

先日、メルカートと言う生鮮市場にてお野菜等を購入した際。野菜の屋台にてあれこれと頂いた他、最後に「1つ、レモンをください」とお願いしたところ、屋台の男性が「これ小さいけど、1つでいいのか?」と。

「じゃあ2つください。レモンティーに使うとすぐ無くなっちゃうから。」
と伝えたところ、
「レモンティーか!料理に使うと思ってたよ。だったらネエチャン、こっちの方がいいぞ。デコボコだけど、皮からもじわーっと香りが出て来て、暖かい紅茶に最適だよ。よく嗅いで選んでいってよ。」

レモンティーと言った声を聞き逃さなかった機転の良さ、商品を気持ち良く買い手に渡し「ありがとう」と進んで言いたくなる応対術。1分も経たない小さな会話が、こんなに記憶に残るやり取りとなり、イタリアの専門職に徹する人々の質の高さを感じて、嬉しくなりました。

2007年12月4日
Text by福井エリナ