2007年も、終わりの月。街もクリスマスの準備を始めつつ、買い物をする人々は、プレゼント探し。
記録を残すユーロ高、原油高騰、サブプライムローン影響・・・。価格に値する品質と価値であるが売り傾向が強かったイタリアでは、見えない何かが現実に変化を与えています。土地が高いとされたモデナの地にもこの先、何らかの変化が起きるでしょうし、つい先日も、イタリアで就労している外国人は、滞在許可証のオンライン申請が可能となり、急速な多国籍化の象徴とも言えるでしょう。ところが、こんな現状でイタリア社会が全体的に困惑をしていても、高額商品への人気は高いままと言われますから、これも他と差を求める豊かな現代社会の象徴なのでしょう。
引き続き、話を進めてもなんですから、ほんの小さな事だけど、嬉しくなった話を書きたいと思います。
先日、メルカートと言う生鮮市場にてお野菜等を購入した際。野菜の屋台にてあれこれと頂いた他、最後に「1つ、レモンをください」とお願いしたところ、屋台の男性が「これ小さいけど、1つでいいのか?」と。
「じゃあ2つください。レモンティーに使うとすぐ無くなっちゃうから。」
と伝えたところ、
「レモンティーか!料理に使うと思ってたよ。だったらネエチャン、こっちの方がいいぞ。デコボコだけど、皮からもじわーっと香りが出て来て、暖かい紅茶に最適だよ。よく嗅いで選んでいってよ。」
レモンティーと言った声を聞き逃さなかった機転の良さ、商品を気持ち良く買い手に渡し「ありがとう」と進んで言いたくなる応対術。1分も経たない小さな会話が、こんなに記憶に残るやり取りとなり、イタリアの専門職に徹する人々の質の高さを感じて、嬉しくなりました。
|