2007.July

■イタリア情報 mail from Italy #35
〜 蚊、スカートが履けない 〜

これから、このイタリア情報をお読みになる皆さんの耳元に「プーン」という音が聞こえたら、何をされますか。私は「バシッ」と叩かなくては、このたった1匹の蚊により、次の1週間が台無しとなってしまいます…。

ここ数年、イタリアではアフリカ大陸から帰化したヤブカが大量発生。その蔓延阻止が各市町村の大きな課題となっており、特にパダーナ平野の米産地では早急な解決策が求められています。もちろんモデナも、パダーナ平野の街。ですから大きく立派に育った蚊たちが、今日もモデナのあちこちで、美味しい人間の血にありついている状態なのです。

私も、この餌食体質を持つ1人。日本の蚊よりもアレルギー反応が強いのか、刺された跡は梅干の色となり、ブックリと腫れあがる始末。虫刺され薬ですぐに対処をしても、翌日から3日間ひどい痒みがひかず、刺され跡が無くなるまで、きっかり1週間を要します。
そのため脚に刺されてしまうと、次の1週間、どなたかお会いする予定などあっても、斑々の脚ではスカートも履けなくなってしまうのです。

今までに、イタリアの物で効果的な予防スプレー、痒み止め薬はないかと色々試したのですが、痒み止めは満足行かない結果ばかり。これが効くという物、民間療法をご存知の方は、是非に情報をお待ちしております。そして、夏のイタリア旅行へお越しの方々は、優れた蚊対策グッズをお持ちくださいね!

2007年7月22日
Text by福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #34
〜 お財布の住民、ポイントカードin Italy 〜

イタリアで生活をすると、じわりじわりと時間をかけて増えてくる物が、お買い物で点数が溜まる、ポイントカード。書店で導入されている方もいらっしゃるでしょうし、皆さんのお財布に1枚は、あることでしょう。

こちらでは、食料品、給油スタンド、化粧品、書店、その種類は実に細かく、イタリアは欧州の中でもポイントカードが大好きな国民だとか。お財布を極力コンパクトにしたい私は、必要頻度の低いカード等は持ち歩かない派ですが、それでも増える傾向にあります。

例えば、化粧品店。女性の基礎化粧品セットなどが、大幅割引だけど「ポイントカードのお客様のみ」で販売される始末。こうして、私も苦虫を潰しながら、枚数が「1枚、2枚…」と、増える結果となります。イタリアの女性たちが見事、はち切れたお財布を持つ場面に度々遭遇しますが、これもポイントカードが「膨らみ」の助長をしているのかも。

また手にして、その利用頻度が分かってくる、ポイントカード。
しかし「ごめんなさいね、このモデナ支店にはポイント計算機が導入されていないの」な、どんでん返しもあり。こんな場合、お財布の住民は財布の谷底へ影を潜め、持ち主はガックリするばかり。

一方、あるポイントカードが期間限定で、全く関係のない物とポイント提携をすることも。先日はクルマのタイヤ一式交換した際も、提携航空会社のポイントか、食料品スーパーのポイントが付くではありませんか。陸マイラーでないですが、ここは「還元が必ず出来る」を重視し、計45ユーロ分のポイントを食料品スーパーのカードに頂きました。

随分と主婦的なお話になりましたが、イタリアはこんな一面もあります。

2007年7月15日
Text by福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #33
〜 こんな和風な夏もいかがでしょう 〜

前回のトピックスは、水着についてお話をしました。
今回は、同じ夏でも少し趣向を変えて。

イタリアの7月はどこも、暑い日が続きます。
梅雨が無いイタリアは、初夏から突然暑い夏が到来。昼間はジリジリと暑くても、日が沈むと大抵気温は下がり、心地よい、ヒンヤリとした風が肌の上をぬって行きます。


今が収穫時。ジャムに適した、酸っぱいタイプのサクランボ

この夏、日本の皆さんの中には、お休みを利用して留学を予定された方もいらっしゃるでしょう。この機会、荷物に浴衣を加えてみるのはどうですか。

夏は皆が開放的で、涼しさを求め、その国ごとの風物詩が多い時期。カフェテラスでいただく夕暮れのドリンクなど、イタリア夏の醍醐味。女性たちは、サマードレスをひらひらと舞わせ、サンダルの隅からペディキュアをチラリと演出。こんな時間を、浴衣で過ごしてみるのも面白いものです。
イタリアを問わず、留学をされる方は全身での文化交流となり、多くの方に良い印象を与えるほか、話題のタネが絶えません。


ガーデンフェスタの紫陽花。
パステルカラーがどことなくヨーロッパ風

浴衣の着付けは難しくありませんし、お手入れや、自分風の着こなしを見つけるのも簡単。新しい浴衣でなくとも、お母さまの浴衣で十分。

イタリアは、ずばりこれと言えるシンボル的伝統衣装が無く、人々は日本の着物文化の存在をとても羨ましがられます。けれども日本同じく、職人文化が発達した国。着物や浴衣の手が込んだ染めの技術など、イタリアの女性たちは目ざとく見つけては手に取り、その感触を愛でられます。
日本の伝統がこんな素敵な形で受け止められ、体験が出来ること、嬉しいと思いませんか。

 

2007年7月6日
Text & photo by福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #32
〜 カタログ、カタログ、水着選び 〜

6月のモデナ。週末になると、街はどことなく「もぬけの殻」。
週末は街を飛び出し、マリンリゾートで過ごす時期が始まったのです。

モデナの街も多くの洋品店は、角ばったお洋服から、バカンス向けの肩を張らない色鮮やかなお洋服がいっぱい。もちろん、ビキニを着たマネキンも・・・。今の時期、女性水着を扱うお店に置かれているのが、水着カタログ。お店の方に声をかけると「どうぞ」と分けてもらえる、数ページの小さな冊子です。
カタログ作りに力を入れているイタリアのメーカーは、毎シーズン「カタログらしさ」より、物語風な色っぽさを強調。写真を見るだけでも、楽しめる仕上がりです。

イタリアの若い女性たちは、ビーチの水着は圧倒的にビキニ派。
体全体に日焼けが出来て、ひと夏だけでもコンシーラー、ファンデーションがいらないヘルシールックが可能なのがその理由でも…。

また、あんなに小さなビキニだって、洋服同様、立派なファッション。
例えば、リゾートには気が合う友達グループで行くとは限りません。
気になるステキな男性が含まれている時だってあります。そんな時のため、一番似合う「勝負水着」ならぬ物を持っている女性も。
どこの世界も、乙女心は同じかしら?なんて思えてきますね。
日本の女性たちも今年の夏、ガンバレです。

2007年6月29日
Text & photo by福井エリナ