2008.August

■イタリア情報 mail from Italy #69
〜 土曜日ショッピング 〜


今回のトピックスは、ミランドラから。
モデナから30分、田舎道をのんびりクルマで進んで行きます。
イタリアの街には週1回の青空マーケットがありますが、ここミランドラは各土曜日に。

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今でさえ、郊外には大型店が、街中にスーパーと便利になったのが、その昔には移動型ショッピングセンター、デパートの役割だったのでしょう。今でもそれは変らず、生活品や野菜果物がお値打ちに買える機会。

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ミランドラと言うと、もう1つ書き留めるべきことが。
徒歩15分もあれば十分周れる小さな街ですが、ピーコ・デッラ・ミランドラという人物の出身地でもあります。彼は1400年代のイタリアを生きた貴族出身の人物。今で言うと哲学者、思想者が彼の相応しい専門職だったのでしょうか、彼のキャリアを掻い摘んでみても、とてもミステリアスな人生を送ったようです。

では彼が一体何を行ったか。スペースの都合、ここでは省略をしますが、今でもその名が知られるのは彼の飛びぬけた言語力にあります。大学時代になんとラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語とアラビア語をマスター。これをパワフルに生かし、人間の本質とは、を説き、メディチ家の元でも才気をめきめきと発揮するのですが、突然31歳の若さで亡くなってしまいます。これには毒殺説も強く存在しており、ここ最近もピコの亡骸が新たに調査されていますが、真相は一体どうなのでしょうか・・・。

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土曜日のショッピングから話題が大きく反れましたが、どうでしょうこの日の大空。隠すものが何もないような真っ青な空。この濃淡のグラデーション、私はとても好きです。

2008年8月26日
Text & Photo by 福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #68
〜 ナポレオンの流刑地だった 〜


下の画像、いったいどこだと思いますか?

画像 苔でしっとり覆われた岩、土のちょっぴりスパイシーな香り。聞こえるのは、小川が絶え間なく流れ落ちていく音。

ここは、イタリア本島からフェリーで約1時間。
エルバ島。ティレニア海とトスカーナ州に面し、自然の恵みがバツグンな地。ここで、都会の交通渋滞も知らない植物たちは悠々と育ち、今日も島を美しい緑色で覆っているのです。

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島の山道を行くと、地中海の魅力を盛り上げる植物、エニシダが。
黄色い花が優しく柔らかい香りを放ち、私たちの全てを包み込んでくれるよう。小路の両脇には黄色い花たち、空は高く、彼方の青色。特別な言葉を綴らなくても、純粋に素敵だと感じる光景が、次々に現れるのです。

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海も空も透き通るブルー、幾度も格好良すぎる表情を見せる太陽の光。そしてここにも人の生活があり、生き物たちの営みがありました。視線の先に広がる、色彩のカンバス。海風と生きる時の流れ。

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また追ってエルバ島、ご紹介をします。
皆さんの夏はいかがでしたか?

2008年8月15日
Text & Photo by 福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #67
〜 ウマイ話は蜜の味 〜


物欲。時に澄みきった瞳のよう、夢を与えることもあれば、一変して猛獣のよう爪を剥き出す。人を芯から揺さぶる強烈な力です。

先日、こんなニュースに出会いました。
ジェノバ方面は、高速道路のサービスエリア。誰もがつかの間の休憩を済ませる、どこにでもある光景で、ある人が声を掛けられます。
「いい値段で、新品のパソコンがあるが、興味はないか?」

声を掛けた主が手元で見せてくれたのは、最新型のパソコン。ボタンを押すと電源が入り、動作している。こんないいパソコンが、ここだけの話を条件に、特別な値段にしてもらえるなんて・・・。えっ!そんなポッキリ価格でいいの?!
か、買いますとも!

と、こんな独り言が購入者の胸の中で綴られていったのでしょう。
ここで売買成立。声を掛けた主は現金を手に、購入者はPCバッグに入った「商品」を受け取り、その場を離れたのでした。

店頭価格と雲泥の差で手に入った、最新ノートブック。手に埋まるPCバッグの嬉しい重み。さっそく中を開けて見ると、塩が2キロ分!パソコンじゃない!

ウマイ話にまんまと乗せられた。
声を掛けた人物を追っ掛けようとしたもの、相手は姿をくらまし、すでに道行く人達の1人。夢のような話は、始めから計算尽くされた話だったのです。

唖然とする話ですが、高速サービスエリアの手法、新手でもなく、随分昔から存在するのです。その時代のニーズに合わせ、ビデオデッキ、携帯電話であったり、ついにはパソコンにまで変化を遂げてきたようです。

この「ウマイ話」、何がポイントなのか分析すると、「いい値段」「あなただけに」「実物を見る安心感」・・・。現代社会が何を頼りにしているか、そして現代人の物欲をくすぐるキーワードの連続であることは、トピックスをお読みの貴方も感じていらっしゃるのではないでしょうか?

2008年8月12日
Text by 福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #66
〜 飲んでいます! 〜


暑い日々が続きます、皆様お元気でしょうか。
こちらイタリアも日本に負けない位の真夏を迎えており、暑さで寝苦しい夜も。日中も太陽光が強烈、その乾燥で皮膚がチリチリ感じもするのが、ここの夏の特徴かもしれません。

そんな訳で、今回のタイトル「飲んでいます!」はワインでもビールでもなく、シンプルに水・水・水。エスプレッソ等の飲み物は別、1.5Lのボトルを1日に飲み干すことを目標に。

これが冬では「寒くなる」等理由を付け「1日1ボトル」は成功率、低。しかし夏は、パスタの様な暖かい食べ物をちょっと口にするだけで汗がどっと噴出。こんな時をチャンスにゴクゴク、たくさん飲むことが慣れるとミネラルウォーターのボトルが「こんなに減った!」と楽しくなったり。結果お手洗いの回数は増えても、調子が何気に良い感じがしています。

また世界他の地域には、暖かい食べ物には温かい飲み物の習慣がありますよね。しかしイタリアの場合、これはあまり存在しないよう。レストラン等でオーダーして運ばれて来るミネラルウォーターのボトルは1年を通し、外側に雫が滴るほどキンキンに冷えたもの。さすがに冬だと体が冷える方もいらっしゃるでしょう、そんな時はミネラルウォーターのオーダーに続けて”temperatura ambiente per favore”(テンペラトゥーラ・アンビエンテ・ペルファヴォーレ)と伝えると、常温のボトルを持ってきていただけます。

最後に、目にもおいしい夏の味覚のご紹介を。
ごく短い期間にしか味わえない、キイチゴ。日本でも夏の季語として挙げられるようですね。実自体、よく見ると瑞々しい赤みに毛が生えて、実に面白い姿をしています。

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最後に、目にもおいしい夏の味覚のご紹介を。
ごく短い期間にしか味わえない、キイチゴ。日本でも夏の季語として挙げられるようですね。実自体、よく見ると瑞々しい赤みに毛が生えて、実に面白い姿をしています。

香りも麗しく、嗅ぐだけでもう気分高潮。これから、どう美味しく食べようか、夏をほおばる味を思考中です!

2008年8月4日
Text & Photo by 福井エリナ