2008.February

■イタリア情報 mail from Italy #53
〜 知らぬ間に変る時代 〜


数年前に、モデナの街は建物の中庭を周る探検ツアーがありました。建築を専攻される大学生の方が先導をし、普段は外しか見られない建物の内側や、その地区にまつわる歴史のお話を見たり聞いたりしました。

そのツアーで今も印象に残っているのが、ファシズムにより外見に変更がなされた建物でした。正確に書きますと、窓を囲う額縁のような装飾が一切、レンガに差し替えられていた姿。ツアーで一緒だったモデナの人々も「いやあ私もこんな場所は知らなかった」と驚きの声を上げていたのを覚えています。これを実際、画像でお見せ出来ると良いのが、手元に画像がなし・・・。

そこで先日、もう一度この目で確認しようと、何年ぶりにその建物の場所へ。しかし思い立った気持ちとは裏腹に、見た先の光景が知らぬ間にガラリと変っていたのでした。行った道を間違えたかと、帰宅後に地図を再確認しても、正しい場所。目的の建物は、この数年の間に取り壊されていたよう。

写真
数年前の記憶では、画像左手にその建物が・・・。

また我が家の近くにある陸橋も、歴史を辿るとファシズムの時代に建設された物とか。義父母曰く、今はコンクリートで固められている部分に、近年までファシズムのシンボルがあったのを覚えているそうです。

2008年2月12日
Text & Photo by 福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #52
〜 今さら、入手! 〜


定期的に、祖母へイタリアの絵はがきを送っています。
近況報告には、ちょうど良い量が書ける大きさなんですね。
切手はもちろん郵便局でも、タバコ屋さんでも購入可能。しかし郵便局は混み合う時が多く、30分ほどじーっと石の様に待つこともあるため、スッと購入出来るタバコ屋さんを良く使います。

この日も、タバコ屋さんで絵はがきに貼る切手を購入。お店のお姉さんは「ハイヨッ!」な気前いい方で、台紙から切手を出された時に「ウチはこんなのしかないけど、いいかな?」と言われたのです。そうしたら出て来た品物は、ランボルギーニ記念切手!

切手の写真
手前が記念切手。ブラック調でシックにした思い切りの良さに拍手!
奥手が、優先郵便(普通郵便より格上)に使用する普通切手。

この切手、実は去年の夏に発売されMADE IN ITALYの傑作を切手シリーズにしたもの。他に絵画的なFIAT500がプリントされた切手もあります。しかし発売から今や半年以上経つのと、通常、イタリアの記念切手も郵便局にファイリングがしてあり、「コレです」とお願いをしないと購入が出来ず、すんなり普通に買えたのは驚きました。

改めて切手を観察すると、使用インクの数は少ないもの、MADE IN ITALY LAMBORGHINI MIURAの部分がさり気なくゴールドメタリック。手に取った距離で見るとエンブレムに立体感、ツヤ感が出ている様な演出がなされています。

他にMADE IN ITALYの切手が発売されるとしたら・・・?
私はユーロスターイタリア、アグスタ・ヘリコプター、パルマノーヴァの要塞都市、カリメロ君、映画「甘い生活」のアニタ・エクバーグがトレビの泉でマストロヤンニを誘うシーン、なんていいなぁと考えてみました。
同じ質問を夫に振ってみたところ、
「ピッツァ!」
UFOみたいにふわふわ飛んで来そうな、湯気も立つ焼きたてピッツァの切手が良いそう。お手紙を受け取られた方も喜ばれそうな、アイデアは非常に良いと思いますので誰か、実現して頂けないでしょうか・・・。

2008年2月5日
Text & Photo by 福井エリナ