2008.June

■イタリア情報 mail from Italy #63
〜 PND 〜


最近クルマに乗っていると、どのクルマもフロントガラス部に小さな箱が。タクシーに乗ると、5人に3人は行き先をカーナビに入力。ポーダブルナビ(別名、簡易カーナビ、PND)所有率が右も左も、たいへん多くなりました。

ちょっと前までは「フロントガラスにPND取り付け具の吸盤の跡があると盗難に遭う」など謂れもあったのが、PNDのバリエーションも増え、求めやすい価格に移動。別世界の物であったのが、時代の変化と共に波に乗り、口コミでワッと広まった感じがします。

イタリアのPND市場は現在、GARMIN(ガーミン)とTOMTOM(トムトム)の2大勢力が成長中。前者はバイカーの支持も強く、アウトドア派商品も豊富。後者はシティライフを熟知、誰でも簡単に使える製品投入で新規ユーザー開拓、といった感じでしょうか。

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只今、充電中。TOMTOMは日本語の音声もセット可能。
キヨシさんという誠実な男声が案内をしますが、勤勉です。
運転中はリラックスもしたくて、
キアラさんという女声に任せていますが・・・。

私も、そのPNDを使い始めてから約1年。
便利さの最大点は、道に迷わないとか、到着時間が分かるなど、ナビが行うべき仕事を除き、その簡易性では。

クルマ本来のデザイン性を重視・尊重するイタリア。純正ナビが無いクルマにも内装に何らかの手を加えないプラグ・アンド・ゴーの選択が、非常に快く受け入れられたのだと思います。(現在ではトヨタヤリスなど、TOMTOMを純正ナビで搭載している車両もあります)

使っているTOMTOMは、最新交通情報の受信機能は無いもの、走行区間の最高速度やオービス位置も表示。スピード違反にもとても厳しくなった現在では、大変助かる機能です。

以上、カーナビ事情のお話となりました。
次回は、このカーナビで行った先の模様をお伝えします。
すべての道はローマに通ず・・・?

2008年6月17日
Text & Photo by 福井エリナ


■イタリア情報 mail from Italy #62
〜 雨上がり 〜


最近のモデナは雨がよく降ります。
1日に3度も降ってみたり、夕立を降らせてみたり、空を見上げれば、今にも雨粒がこぼれ落ちて来そうな表情。
イタリアには梅雨の時期は無いものですが、さすがにこの降りようでは、ジメジメとした日々が続くものです。

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一方、では雨は悪者かというと、そうではありませんよね。
私たちに水の恵みを与える元、これで2003年は渇水問題が起こり、各地で水不足の悲鳴が叫ばれました。

また、街を歩いている時に雨が降ると、足元が悪くなりますが、雨が止むと、イタリアの街は今まで見えなかった部分をもっと見せてくれるような感じがします。
その時間、雨が止んでから地が乾くまで。僅かな一時が、今まで分からなかった街の輪郭だとか、石畳の実は豊かな表情を見せてくれるのです。水の表面がキラキラと光り、相対する物や風景、建物の色を反射。その空間がある色やトーンで均一的に包まれている光景となるのです。景観保護のために、街の色を統一している結果の効果でしょうか。

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画像を写してみても、キリッと晴れた光景よりも、雨上がりの小さな水面が織り成す光景の方が、後になっても印象強いのが意外なものです。

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先日も、こうモデナの街を歩いていたら、そのちょうど雨上がりの時間に合いました。

梅雨の時期、皆さまも足元にお気を付けくださいね。

2008年6月9日
Text & Photo by 福井エリナ