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■メール・フロム・ニューヨーク #6
週末『ギャング・オブ・ニューヨーク』をテーマとしたウォーキングツアーに出かけた。あのディカプリオ主演の映画をもとに、当時の歴史を歩きながら巡るツアーだ。1800年代半ば、アイルランドを中心に各国から多くの移民がマンハッタンにやってきた頃のネイティブと移民との戦いの話。ディカ様には全く興味ないけど、映画の中でバワリー・ボーイズと呼ばれたネイティブアメリカンギャングの粋な兄ちゃん(映画ではダニエル・ディ・ルイス演)と激しい戦いが行われたファイブ・ポイントという場所には興味津々。集合場所のマンハッタンの南、シティホール前には約100名もの人々が集まっていた。
ガイドのカミール氏の説明によるとバワリー・ボーイズは映画どおり、はるばるやって来たアイルランド人から金を巻き上げでは、レンガで頭を殴って海に沈めたりとかなりひどかった様子。殆どの場所は行政関係の高層ビルに変わってしまっていて今では想像すら難しいほどだが、ギャングの本部と彼らの遊び場だったバワリー・シアターは今でも残っている。すっかりチャイナタウンのレストランに変わり果ててしまっているが、150年の歴史の間に変わらず建物がしっかりと残っているのも凄いことだ。
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| この辺りは今ではチャイナタウン。右の"金聖大酒楼"レストランがバワリー・シアター跡。2軒左隣の白い建物がギャングの本部ビル跡。ガイドのカミール氏はここにバーを開店するのが夢だそう。 |
ここで悪人っぷりを発揮していたあのバワリー・ボーイズのリーダーも仲間とたむろっていたとカミール氏。…ってことは彼は実在したってこと!?このツアー一番の関心事にカミール氏は「イェース!」と答えて、なんと彼の写真まで見せてくれた。ギャングと言うよりは紳士に見えるのは、彼らのユニフォームであった黒いシルクのタキシードのせいか。
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| バワリー・ボーイズのギャング、ビル・プール氏は実在した! |
ツアーもクライマックス。いよいよ血なまぐさい戦いが頻繁に行われたファイブ・ポイントに。5つの道路が交差するため当時はファイブ・ポイントという名がついたことは映画でも紹介されていたが、案内された場所は中国人の老人がくつろいでいる憩いの公園だった。「ホントにここなの〜?」当時を物語る碑など一切無く、平和な空気が流れる公園にちょっと拍子抜けして思わず笑いが出てしまった。
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| 当時この広場にはバーがあって、そこでタップダンスが生まれたとか。今は中国人の憩いの公園。 |
2時間に渡るツアーはちょうどNYの歴史が見えてきた頃に終了。ちなみにこのツアーの参加費は12ドル。ギャングの様子を語るカミール氏の説明、映画の世界、そして現在の街並みと3つの時空を越えた歴史のトリップにしては格安の旅だった。
May 11. 2003
前田直子
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